10月2日よりアメリカを観光旅行しています。
昨日のザイオン、ブライスキャニオン両国立公園に続き、今日はユタ州のキャピトルリーフ、デッドホースポイントそしてアーチーズ国立公園を回って、アーチーズ近くのモアブという町に宿泊しています。
ユタ州はロムニー氏で注目を集めているモルモン教ゆかりの地でもあり、壮大な大自然のほか、そうしたモルモン教関連の話なども見聞きする旅でもあります。
【国連安保理 シリア政府に即時停止と再発防止を求める】
そんな事情で、十分に情報も確認できませんが、シリア・トルコ国境線で小競り合いが起きているとの報道が目につきます。
****トルコに砲弾:安保理「最も強い言葉」でシリア非難声明****
シリア側から飛来した迫撃砲弾がトルコに着弾し、市民5人が死亡した事件について、国連安全保障理事会は4日、「最も強い言葉」で非難する報道機関向け声明を発表した。声明は、今回の事件を「国際法違反」と位置づけており、シリア政府に即時停止と再発防止を求めた。
安保理議長国のグアテマラのローゼンタール国連大使が同日、記者団の前で声明を読み上げた。声明は今回の事件が「シリア国内の危機が周辺国の安全や、地域の平和と安定に及ぼす重大な影響」を浮き彫りにしたと指摘。シリア政府に対して「周辺国の主権と領土保全」を尊重するように求めた。またシリアだけでなく、報復攻撃をしたトルコの双方に「自制」を促した。
トルコ政府は3日、シリアの攻撃を止める「適切な措置」を安保理に要請しており、今回の声明はそれを受けたもの。法的拘束力を持つ安保理決議についてはロシアと中国が拒否権を発動するのが明らかなため、当初から声明での対応を検討したとみられる。
ただロイター通信によると、アゼルバイジャンが配布した声明草案では、事件を「国際の平和と安全への脅威」と強調していたが、ロシアの反対で内容が弱められた。一方で「国際法違反」を残すことについてはロシアが妥協したようだ。
また国連事務総長の報道官によると、ブラヒミ国連・アラブ連盟特別代表(シリア問題担当)が、緊張緩和に向けてトルコ、シリア両国と連絡をとり続けている。【10月5日 毎日】
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シリア側は、トルコ側へ哀悼を伝えてはいますが、原因調査中ということで、謝罪はしていないようです。
****シリア非難声明を採択 国連安保理、トルコ砲撃受け****
・・・・シリアのジャーファリ国連大使は採択に先立ち、砲撃の被害者と、「親愛なるトルコ国民」に哀悼を伝えるアサド大統領からの手紙を安保理に提出。報道陣に対し、「トルコとの対立を深めたくなく、友好関係を保ちたい」と述べた。シリアが謝罪をしていない理由については、「砲撃の原因についての調査結果を待っている」とした。
一方、トルコのエルドアン首相は4日の記者会見で、国会がシリアへの越境攻撃を承認したことについて「戦争を始めるつもりはない」と述べ、シリア側からの攻撃を抑止する手段であることを強調した。【10月5日 朝日】
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発端は、シリア国境沿いのトルコ南東部アクチャカレで3日、シリアから迫撃砲弾が飛来して着弾、住民計5人が死亡し、十数人が負傷したというものです。
トルコ・メディアによると、着弾したのは住宅街で、女性とその子供4人が死亡、負傷者には警察官3人が含まれるとのことです。【10月4日 毎日より】
シリア側で続く軍と反体制派の戦闘の流れ弾とみられていますが、発射したのがどちらかは分かっていません。
トルコ軍は直後から4日にかけ、シリア側の国境近くの町タルアブヤドの軍施設を報復砲撃しています。
両国は、今年6月にもトルコ軍機がシリア国境付近で領空を侵犯したとして撃墜される事件があり緊張が高まったこともあります。
両国緊張の背景には、トルコがシリア・アサド政権退陣を要求しており、反政府派の活動拠点ともなっていること、シリアからの多数の難民をトルコが受け入れる関係にあることなどがあります。
また、シリア領内のトルコ国境近くでトルコ反政府派が活動していることにも、トルコ側は神経を尖らせています。
【強硬姿勢を国内外に示すことで、緊張拡大を防ぐ狙い】
もとより、トルコ・エルドアン政権もシリア側を非難しつつも、軍事的な全面対決は望んでいませんので、今回報復攻撃も、シリア牽制だけでなく、国内保守強硬派へのアピールという側面も強いようです。
****トルコ砲弾:軍はシリアへ報復攻撃継続 本音は開戦回避****
シリア国境沿いのトルコ南東部に3日、シリア側からの迫撃砲弾が着弾し市民5人が死亡した事件で、トルコは4日にかけて断続的に報復攻撃を続けているが、その規模や範囲は限定的にとどまる見通し。トルコはシリアとの開戦は避けたいのが本音だ。
トルコは、当面は国連安全保障理事会からの強い非難決議やシリアの謝罪などを引き出す外交努力を通じ、国内世論の沈静化を図るとみられる。
被弾した南東部の町アクチャカレでは3日から、トルコ政府の「無策」に対する抗議デモが続いている。過去にも国境を越えた流れ弾が家屋に着弾した被害があり、十分な対応をしなかった政府への不満が根強い。トルコ軍機が6月、国境付近でシリア軍に撃墜された時も、報復を求める国内世論が高まったが、トルコ政府は自制した。今回は一般住民に死者が出たため初めて攻撃に踏み切ったが、対象は事件に直接関係のある軍施設に限定される見通しだ。
政府はこうした抗議デモが保守派を中心とする対シリア強硬論と結びつき、政権批判となって拡大することを警戒している。
エルドアン首相は議会に対し、シリアへの将来の派兵に必要な承認を議会に求め、議会は4日、これを認めた。トルコ・メディアによると、政府側から派兵の時期や規模などは明示されていない。開戦をも辞さない強硬姿勢を示すことで、シリア側からのさらなる「挑発行為」を抑止する狙いがあると見られる。
議会では最大野党で中道左派の共和人民党(CHP)が、実質的な宣戦布告になるとして反対を表明。第3党で極右の民族主義者行動党(MHP)は支持を表明した。
戦争に発展した場合、既にトルコが受け入れたシリア側からの約9万人の難民はさらに増加する。加えてシリア側の国境近くを拠点とするトルコ反政府勢力の活動が活発化し、国内に混乱をもたらす可能性も高い。このためトルコ政府は、シリア側で難民を保護する緩衝地帯を設定することなどを安保理に求めている。【10月4日 毎日】
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恐らく今回は、ある程度の限定的報復攻撃と国連安保理非難声明で、一応の事態沈静化に向かうと思われます。
ただ、このような“一触即発”の状態にあると、意図せざる偶発的事故、あるいは意図的にトルコを対シリア開戦に引き込もうとする行動などによって、容易に事態がエスカレートする危険をはらんでいます。
【日本近海の緊張も相変わらず】
日本近海でも、尖閣諸島・竹島で、中国・韓国との緊張が続いています。
事態を悪化させる意図せざる、あるいは意図的事件が起きないように、早期の対応が必要なのは言うまでもないところですが、互いの面子、相手国に反発する国民感情もあって、身動きがとれないのも周知のところです。
****「海自ヘリ 竹島上空接近」 韓国報道、警告で引き返す****
韓国のKBSテレビは4日、海上自衛隊のヘリコプターが先月21日、韓国の防空識別圏に無断侵入して竹島上空に接近、韓国軍戦闘機が出動した後、警告を受けて圏外に引き返していたと報じた。
KBSによると、4000トン級の海自護衛艦が先月21日、竹島から54キロの水域に接近。護衛艦を発艦したヘリが午後7時20分すぎ、竹島上空の韓国側防空識別圏に無断侵入したという。
韓国軍がF15K戦闘機4機を出動させるとヘリは方向を変えて竹島付近の上空に5分ほど滞空。その後、無断侵入を警告すると圏外に出たという。
KBSは「他国の防空識別圏に航空機を進入させる場合、事前の許可を受ける必要があるが日本側は手続きを無視した」と指摘。韓国軍に対しても「事実を公表しなかった」と批判の矛先を向けた。
一方、英BBC放送など海外メディアの取材陣が4日、韓国政府のヘリコプターで竹島に上陸していたことが分かった。在韓日本大使館は同日、韓国外交通商省に「受け入れられない」と電話で抗議した。
■「公海上、問題ない」 海上自衛隊 海上自衛隊によると、護衛艦「ありあけ」が9月26日にロシアのウラジオストク沖で実施したロシア海軍との捜索・救難訓練に参加する前に、竹島の東方約50キロの海域を航行中、艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行った。
訓練中に韓国軍から護衛艦に飛行目的を問い合わせる通信があったという。護衛艦は韓国の防空識別圏内と認識していたが、海自は「公海上の訓練で問題はない」としている。【10月5日 産経】
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****米空母2隻が西太平洋に、尖閣緊迫で中国けん制*****
米海軍第7艦隊によると、同艦隊の二つの空母打撃群(空母部隊)が9月中旬以降、西太平洋地域に移動し、警備訓練活動を行っている。
この海域で二つの米空母打撃群が同時に展開するのは異例で、沖縄・尖閣諸島を巡る日中間の緊張や中国初の空母の就役を受け、中国軍をけん制する狙いとみられる。
西太平洋に展開しているのは、横須賀基地を母港とする空母「ジョージ・ワシントン」と、米西海岸を拠点とする同「ジョン・C・ステニス」を中心とする打撃群。米民間情報会社「ストラトフォー」などによると、ワシントンはグアム沖の軍事演習後、北西に向きを変え、今月3日には台湾の東方沖に移動した。
一方のステニスは、9月26日に尖閣諸島沖に展開後、南シナ海を通過し、現在はマレーシア近海で活動中とみられる。【10月5日 読売】
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昨日のザイオン、ブライスキャニオン両国立公園に続き、今日はユタ州のキャピトルリーフ、デッドホースポイントそしてアーチーズ国立公園を回って、アーチーズ近くのモアブという町に宿泊しています。
ユタ州はロムニー氏で注目を集めているモルモン教ゆかりの地でもあり、壮大な大自然のほか、そうしたモルモン教関連の話なども見聞きする旅でもあります。
【国連安保理 シリア政府に即時停止と再発防止を求める】
そんな事情で、十分に情報も確認できませんが、シリア・トルコ国境線で小競り合いが起きているとの報道が目につきます。
****トルコに砲弾:安保理「最も強い言葉」でシリア非難声明****
シリア側から飛来した迫撃砲弾がトルコに着弾し、市民5人が死亡した事件について、国連安全保障理事会は4日、「最も強い言葉」で非難する報道機関向け声明を発表した。声明は、今回の事件を「国際法違反」と位置づけており、シリア政府に即時停止と再発防止を求めた。
安保理議長国のグアテマラのローゼンタール国連大使が同日、記者団の前で声明を読み上げた。声明は今回の事件が「シリア国内の危機が周辺国の安全や、地域の平和と安定に及ぼす重大な影響」を浮き彫りにしたと指摘。シリア政府に対して「周辺国の主権と領土保全」を尊重するように求めた。またシリアだけでなく、報復攻撃をしたトルコの双方に「自制」を促した。
トルコ政府は3日、シリアの攻撃を止める「適切な措置」を安保理に要請しており、今回の声明はそれを受けたもの。法的拘束力を持つ安保理決議についてはロシアと中国が拒否権を発動するのが明らかなため、当初から声明での対応を検討したとみられる。
ただロイター通信によると、アゼルバイジャンが配布した声明草案では、事件を「国際の平和と安全への脅威」と強調していたが、ロシアの反対で内容が弱められた。一方で「国際法違反」を残すことについてはロシアが妥協したようだ。
また国連事務総長の報道官によると、ブラヒミ国連・アラブ連盟特別代表(シリア問題担当)が、緊張緩和に向けてトルコ、シリア両国と連絡をとり続けている。【10月5日 毎日】
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シリア側は、トルコ側へ哀悼を伝えてはいますが、原因調査中ということで、謝罪はしていないようです。
****シリア非難声明を採択 国連安保理、トルコ砲撃受け****
・・・・シリアのジャーファリ国連大使は採択に先立ち、砲撃の被害者と、「親愛なるトルコ国民」に哀悼を伝えるアサド大統領からの手紙を安保理に提出。報道陣に対し、「トルコとの対立を深めたくなく、友好関係を保ちたい」と述べた。シリアが謝罪をしていない理由については、「砲撃の原因についての調査結果を待っている」とした。
一方、トルコのエルドアン首相は4日の記者会見で、国会がシリアへの越境攻撃を承認したことについて「戦争を始めるつもりはない」と述べ、シリア側からの攻撃を抑止する手段であることを強調した。【10月5日 朝日】
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発端は、シリア国境沿いのトルコ南東部アクチャカレで3日、シリアから迫撃砲弾が飛来して着弾、住民計5人が死亡し、十数人が負傷したというものです。
トルコ・メディアによると、着弾したのは住宅街で、女性とその子供4人が死亡、負傷者には警察官3人が含まれるとのことです。【10月4日 毎日より】
シリア側で続く軍と反体制派の戦闘の流れ弾とみられていますが、発射したのがどちらかは分かっていません。
トルコ軍は直後から4日にかけ、シリア側の国境近くの町タルアブヤドの軍施設を報復砲撃しています。
両国は、今年6月にもトルコ軍機がシリア国境付近で領空を侵犯したとして撃墜される事件があり緊張が高まったこともあります。
両国緊張の背景には、トルコがシリア・アサド政権退陣を要求しており、反政府派の活動拠点ともなっていること、シリアからの多数の難民をトルコが受け入れる関係にあることなどがあります。
また、シリア領内のトルコ国境近くでトルコ反政府派が活動していることにも、トルコ側は神経を尖らせています。
【強硬姿勢を国内外に示すことで、緊張拡大を防ぐ狙い】
もとより、トルコ・エルドアン政権もシリア側を非難しつつも、軍事的な全面対決は望んでいませんので、今回報復攻撃も、シリア牽制だけでなく、国内保守強硬派へのアピールという側面も強いようです。
****トルコ砲弾:軍はシリアへ報復攻撃継続 本音は開戦回避****
シリア国境沿いのトルコ南東部に3日、シリア側からの迫撃砲弾が着弾し市民5人が死亡した事件で、トルコは4日にかけて断続的に報復攻撃を続けているが、その規模や範囲は限定的にとどまる見通し。トルコはシリアとの開戦は避けたいのが本音だ。
トルコは、当面は国連安全保障理事会からの強い非難決議やシリアの謝罪などを引き出す外交努力を通じ、国内世論の沈静化を図るとみられる。
被弾した南東部の町アクチャカレでは3日から、トルコ政府の「無策」に対する抗議デモが続いている。過去にも国境を越えた流れ弾が家屋に着弾した被害があり、十分な対応をしなかった政府への不満が根強い。トルコ軍機が6月、国境付近でシリア軍に撃墜された時も、報復を求める国内世論が高まったが、トルコ政府は自制した。今回は一般住民に死者が出たため初めて攻撃に踏み切ったが、対象は事件に直接関係のある軍施設に限定される見通しだ。
政府はこうした抗議デモが保守派を中心とする対シリア強硬論と結びつき、政権批判となって拡大することを警戒している。
エルドアン首相は議会に対し、シリアへの将来の派兵に必要な承認を議会に求め、議会は4日、これを認めた。トルコ・メディアによると、政府側から派兵の時期や規模などは明示されていない。開戦をも辞さない強硬姿勢を示すことで、シリア側からのさらなる「挑発行為」を抑止する狙いがあると見られる。
議会では最大野党で中道左派の共和人民党(CHP)が、実質的な宣戦布告になるとして反対を表明。第3党で極右の民族主義者行動党(MHP)は支持を表明した。
戦争に発展した場合、既にトルコが受け入れたシリア側からの約9万人の難民はさらに増加する。加えてシリア側の国境近くを拠点とするトルコ反政府勢力の活動が活発化し、国内に混乱をもたらす可能性も高い。このためトルコ政府は、シリア側で難民を保護する緩衝地帯を設定することなどを安保理に求めている。【10月4日 毎日】
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恐らく今回は、ある程度の限定的報復攻撃と国連安保理非難声明で、一応の事態沈静化に向かうと思われます。
ただ、このような“一触即発”の状態にあると、意図せざる偶発的事故、あるいは意図的にトルコを対シリア開戦に引き込もうとする行動などによって、容易に事態がエスカレートする危険をはらんでいます。
【日本近海の緊張も相変わらず】
日本近海でも、尖閣諸島・竹島で、中国・韓国との緊張が続いています。
事態を悪化させる意図せざる、あるいは意図的事件が起きないように、早期の対応が必要なのは言うまでもないところですが、互いの面子、相手国に反発する国民感情もあって、身動きがとれないのも周知のところです。
****「海自ヘリ 竹島上空接近」 韓国報道、警告で引き返す****
韓国のKBSテレビは4日、海上自衛隊のヘリコプターが先月21日、韓国の防空識別圏に無断侵入して竹島上空に接近、韓国軍戦闘機が出動した後、警告を受けて圏外に引き返していたと報じた。
KBSによると、4000トン級の海自護衛艦が先月21日、竹島から54キロの水域に接近。護衛艦を発艦したヘリが午後7時20分すぎ、竹島上空の韓国側防空識別圏に無断侵入したという。
韓国軍がF15K戦闘機4機を出動させるとヘリは方向を変えて竹島付近の上空に5分ほど滞空。その後、無断侵入を警告すると圏外に出たという。
KBSは「他国の防空識別圏に航空機を進入させる場合、事前の許可を受ける必要があるが日本側は手続きを無視した」と指摘。韓国軍に対しても「事実を公表しなかった」と批判の矛先を向けた。
一方、英BBC放送など海外メディアの取材陣が4日、韓国政府のヘリコプターで竹島に上陸していたことが分かった。在韓日本大使館は同日、韓国外交通商省に「受け入れられない」と電話で抗議した。
■「公海上、問題ない」 海上自衛隊 海上自衛隊によると、護衛艦「ありあけ」が9月26日にロシアのウラジオストク沖で実施したロシア海軍との捜索・救難訓練に参加する前に、竹島の東方約50キロの海域を航行中、艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行った。
訓練中に韓国軍から護衛艦に飛行目的を問い合わせる通信があったという。護衛艦は韓国の防空識別圏内と認識していたが、海自は「公海上の訓練で問題はない」としている。【10月5日 産経】
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****米空母2隻が西太平洋に、尖閣緊迫で中国けん制*****
米海軍第7艦隊によると、同艦隊の二つの空母打撃群(空母部隊)が9月中旬以降、西太平洋地域に移動し、警備訓練活動を行っている。
この海域で二つの米空母打撃群が同時に展開するのは異例で、沖縄・尖閣諸島を巡る日中間の緊張や中国初の空母の就役を受け、中国軍をけん制する狙いとみられる。
西太平洋に展開しているのは、横須賀基地を母港とする空母「ジョージ・ワシントン」と、米西海岸を拠点とする同「ジョン・C・ステニス」を中心とする打撃群。米民間情報会社「ストラトフォー」などによると、ワシントンはグアム沖の軍事演習後、北西に向きを変え、今月3日には台湾の東方沖に移動した。
一方のステニスは、9月26日に尖閣諸島沖に展開後、南シナ海を通過し、現在はマレーシア近海で活動中とみられる。【10月5日 読売】
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