昨日、たまたま見たNHKのあさイチのエンディングで、今日のゲストが松重豊さんと紹介されて、今日のネタはこれしかないなと思った私。
雑誌クロワッサンは年に1~2回くらい、興味のある特集のときに買うくらいだけれど、その一番最後のページに連載されているエッセイをまとめた単行本。
今年は珍しく3回も買ってしまったクロワッサンだけど、このエッセイは毎回楽しみにしていたので、単行本化されたのを知って迷わず購入。
松重さんは本当にマルチな方だなと思っていて、今度のあのグルメドラマの映画化では脚本、そして監督までやってのけるんだもの。もう凄すぎる。
文章を読んでいると、あのドラマの中に出てくる五郎さんの心の声が頭の中に流れてくる感じ。以前メイキング映像を見たことがあるけれど、収録後すぐに
食べたものの感想は松重さんがいわばアドリブで入れていたような。道理で実感がこもっているはずだと感心すると同時に、それをすぐに文としてまとめあげる
ところにも驚いた記憶があります。
そして、添えられるイラストがねぇ、またいい。
絵がうまく描きたいとずっと思っていて、そうした本も買ったりしたけれど、なかなか練習しようともしない私。特に食べ物をうまく描いているイラストには
強い憧れがあります。あべみちこさんのイラストは実においしそう、かつ、香りまで漂ってきそうなリアルさ。写実的ではあるけれど、どこかほっこりする
感じ。温もりのあるイラスト、と言えばいいのかな。
巻末を見ると、すでに2刷となっていました。さもありなん。
それにしても既に還暦越えの松重さん、あのスリムな、まるで電信柱のような(あえて電柱、ではなく)体躯のどこにあんな大量の食べ物が入っていくのか。
若い頃のようにたくさん食べられないことを自覚している相方と私からすると、本当に信じられない。うらやましいような、いや、あんなに食べたら健康に
よくないとも思う。特に私の場合は。
このところ週末にまとめて5本くらい、一気に過去のシーズンのものを再放送しているけれど、10年以上前のシーズン2なので当然のことながら松重さん、
若いっ!なのに原作の久住さん、今とほとんど変わらないのって、当時から老けてい・・・いやいや、今が若い?つやつやお肌だし、アルコール大好きな
せいなのかな。飲めぬ私にはわからないが。
今、横目であさイチ見ながら書いています。松重さん、ただいま調理中。いつもは食べる姿しか見ませんが、料理をすることもあるようなので手際よさそう。
本も面白いし、1つの話が短いので隙間時間に読むのにもおすすめです。