天気:くもり
海況:南東の風弱く ベタ凪
気温:24℃ 水温:19.6℃
透明度:10~12m
宮城県七ヶ浜町沖合い約7kmにある大根岩礁は、西暦869年の貞観大地震で沈んだとされる約2.5km四方の岩礁帯で東西に大根明神が祀られていた祠がある場所だ。今から15年前の1999年から県内の某大学の先生の研究・調査のお手伝いで現在まで200ダイブを超える調査をしてきた。仙台湾にある大根岩礁は、透明度が悪かったり、波があったりで潜れない日が多く、潜っても透明度が1~2mと悪いことが多い。しかし、今日は、海も安定し透明度も10m以上見通せる。
大根岩礁は、トップで水深6m前後で大きなオーバーハングが多い岩礁帯からなる。潮の流れもあることから色鮮やかなソフトコーラルも生息し、また、ワカメやアラメなどの大型の海藻も多く生育している。 今日は、クロダイやイシダイの群れから、体長1mを超えるヒラメが2匹なども観察でき、まさにタイやヒラメが舞い踊る「仙台湾の竜宮城」だ。
その他、体長60~80cmのヒラマサの群れと何度か遭遇したが、残念ながら写真は撮れなかった。