「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2015年8月9日(日) クチバシカジカ・ダンゴウオ・スナビクニン三昧 in 竹浦

2015-08-09 18:51:41 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり時々雨

海況:北西の風のち南東の風 多少うねり

気温:26℃  水温:水面付近 23.4℃  水底 22.6℃

透明度:5~8m

     アゴ島のスナビクニン

 今日は、竹浦の生物探索で弁天島とアゴ島で潜ってきました。水温も22℃を超え、1ダイブ70~80分の超ロングでの探索となった。

 結果は、クチバシカジカの幼魚が4個体、スナビクニンも4個体、ダンゴウオの幼魚は多数の各魚種三昧のダイビングだった。

   個性的なスナビクニン

 アゴ島のクチバシカジカ  リュウグウハゼと一緒に!!

 弁天島のクチバシカジカ

 ダンゴウオの幼魚は いっぱい!!

 その他、ミナミハコフグの幼魚やオコゼカジカは定位置で・・・ウミウシ類も多種観察できた。

 先月から ほぼ定位置で観察できるミナミハコフグの幼魚(アゴ島)

 オコゼカジカも定位置

 エダウミウシ  トラパニア・トッドイ

 ゴマフビロードウミウシ 

 TG-4の顕微鏡モードで撮影すると複眼の眼がハッキリ見える!!

              ( ソメワケウミクワガタ )

 


2015年8月8日(土) 今日の竹浦

2015-08-08 19:50:35 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもりのち晴れ

海況:北東の風 多少うねりあり

気温:28℃ 水温:水面 24.2℃  水底 22.4℃

透明度:7~8m

         今日の竹浦グロット

 今日はハイブリッジチームに同乗して、「竹浦グロット」と久しぶりに「弁天島」で潜ってきました。水温が水底(水深18m)でも20℃を超えるまで上がってウェットスーツでも快適に潜れる。

 1本目は、グロットへ。ダンゴウオは相変わらず海藻にペタペタ付いている。また、フサギンポの「コギンちゃん」やクチバシカジカの幼魚も定位置で元気いっぱいだった。

 紅藻のカバノリにダンゴウオが多い

 クチバシカジカの幼魚

 トラパニア・トッドイの集合

 ソメワケウミクワガタをTG-4の顕微鏡モードで撮影(体長6mm)

 2本目は、久しぶりに弁天島へ。クチバシカジカの幼魚(3個体)からスナビクニン(2個体)、そして今年もクロアナゴ(2個体)が観察できた。

 クチバシカジカの幼魚

  スナビクニンは白系だけ2個体

 クロアナゴは2個体いたが、パイプからなかなか出てこない!!

 明日も竹浦で生物探索をします。

 

 

 


2015年8月7日(金) 講習の為 七ヶ浜町松ヶ浜へ!!

2015-08-07 14:31:32 | 宮城の海

天気:晴れ

海況:北西の風 凪 (外海は流れり)

気温:MAX 33℃ 水温: 水面 26℃ 水底 22℃

透明度:1~3m

       七ヶ浜町松ヶ浜

 今日も早朝より、七ヶ浜町の松ヶ浜潜水会の講習で潜ってきました。松ヶ浜潜水会はアワビやウニなどを素潜りで漁をする歴史ある伝統の浜である。しかし、震災以降は、アワビやウニなどの磯根資源が衰退し、水揚げが年々少なくなっているという。

 松ヶ浜潜水会では、自分たちの海の状況を把握し、震災前のような豊かな海を取り戻す為にスクーバダイビングを習い、そして今後の素潜り漁を維持していくようだ。

 漁師さんたちの朝は早い、7時からダイビングボートに乗り込み、4名の講習がスタート。さすが素潜りの漁師さんだけに呑み込みが早い。透明度が悪かったが浅瀬から深場に移動し、無事今日の講習は終了しました。

 大変お疲れ様でした。


2015年8月6日(木) ギンザケ養殖施設から大根岩礁帯へ!!

2015-08-06 18:30:38 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北西の風弱く ベタ凪(女川湾) うねりあり(仙台湾)

気温:25~33℃ 水温:20.8~19.1℃(女川湾) 28.4~24.8℃(仙台湾)

透明度:5~6m(女川湾) 10m以上(仙台湾)

     ギンザケ養殖施設

 今日は、早朝より桐ヶ崎のギンザケ水揚げ作業の為、アリエルチームに手伝って頂き潜水作業をしてきました。本イケスには、大きく育ったギンザケが、まだ5000尾以上いるようだが、子割イケス(右側)に2000尾移動し、明朝女川町市場に水揚げされる。

 ギンザケ養殖は、志津川湾や女川湾の各浜で多く養殖されているが、水温が高くなる7月末まではすべて水揚げが完了している。しかし、ここのギンザケは、まだ3000尾ほど元気に泳ぎ回っている。

 女川湾の作業終了後、仙台湾の大根岩礁帯で今季初の潜水調査をしてきました。沖合はうねりがあったが、透明度は10m以上ある絶好のコンディションだった。

   震災後の大根岩礁帯には今年もワカメの群生が・・・・・

   体長30~50cmのイシダイが多く観察!!

 その他、大きなメバルやオキタナゴの群れなど観察できたが、ブリ系の群れとは会うことができなかった。

 

 

 


2015年8月2日(日) 全員ウェットスーツでファンダイブ in 竹浦

2015-08-02 17:30:09 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南東の風 弱く ベタ凪

気温:29℃  水温:水面付近 20℃  水底 17.4℃

透明度:5~7m

       全員ウェットスーツでファンダイブ!!

 今日は、バックロールチームだけで「竹浦グロット」と「アゴ島」で潜ってきました。連日の猛暑の中、ついに全員がウェットスーツで快適なダイビングができる季節がやってきた。

 1本目はグロットへ。3匹目の卵を守るダンゴウオの抱卵を見に行ったが残念ながらハッチアウトが完了していた。しかし、クチバシカジカの幼魚2個体やダンゴウオの幼魚多数などと、フサギンポの「コギンちゃん」は相変わらずおねだり上手で遊んでくれたり、充実したファンダイブだった。

     透明度は多少落ちたが青く輝く「竹浦グロット」は必見だ!!

 ウェットスーツで可愛いダンゴウオがいっぱい観察できる

 クチバシカジカの幼魚は定位置

  ダイバーと遊ぶフサギンポの「コギンちゃん」

  浅場に多いウスメバルの幼魚の群れ(季節限定)

 2本目は、アゴ島へ。

オコゼカジカ2個体は定位置で観察、また、スナビクニンやミナミハコフグの幼魚も定位置で観察できた。

   オコゼカジカ

 人気者のミナミハコフグの幼魚

 スナビクニン

 トラパニア・トッドイも観察

 これから9月中旬までは、ウェットスーツでダンゴウオやクチバシカジカが複数個体観察できます。