「抽象度を上げる」とは、、、
大雑把に言えば
視点を高くして視野を広げよう
てことでしょうか。
そうすれば、感情や思い込みなどの主観を超えて、客観的(ありのまま)に観えてくる。
主観(自我、自己中心的感情など)によって見えてなかったものが見えるようになる。
地上にいたら自分の周りしか見えません。けれど、高い山に登って眺めればたくさんのものが視野に入ってくる。もっと高く、宇宙から見れば、地球全体が視野に入る。
悟りの境地を、「雲の上に広がる青空」に例える人がいますが、抽象度を上げれば上げるほどその境地に近くなると思います。
富士山の頂上から(下にある)雷雲を眺める、さらにその下で恐怖に右往左往しパニックになってる人間たち。上から見れば、雷から身を守る場所はあるし、そのうち雲は姿を変え過ぎていくよ、落ち着いて、と声を掛けたくなります。
一番抽象度の高いところを、苫米地さんは「空」と言います。仏教の悟りの境地でもありますね。「空」はすべてを包括する。
そこに「自分」と「他人」の差別(壁)はありません。
「他人」があっての「自分」です。
自分の存在は、自分以外のものの存在との「縁」によって生まれます。
簡単に言えば、、、「お互い様」でしょうか。
他人(自分以外の全ての生命)と自分、そこには順序もありません。
上も下もない。
同じ人類。同じ生命。
自分は大事。一人一人、同じように大事。
自分が幸福でありたければ、他人も幸福でなければならない。
逆に、他人を幸福にしたいと思えば、自分も幸福であることです。
自分だけの幸福というものは成り立たない、ということです。
いつでも高くというわけではないけれど、低いままだと解決しないことも多いと思います。
誰の奴隷にもならないこと。言われるままに行動するのではなく、
抽象度を上げて、ありのままの現実をしっかり見て、
客観的に冷静に判断しよう。
生きとし生けるものが 幸せでありますように
東京MXテレビから
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