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「食べ物のことはからだに訊け!ー健康情報にだまされるな」岩田健太郎著

2020年05月15日 | 読書

糖質制限食で誰でもダイエットできる! 断食すれば調子がよくなる! これを食べればがんがなおる! 食事によって健康になれる といった情報は数多く出回っているけれど、それらは本当に「効く」のだろうか? 巷にあふれる眉唾な情報を医学の見地から一刀両断して、「規則正しい」食事が実はあんまり体に良くない可能性を検証する。情報があふれる時代に、何をどう食べたらよいのか迷っている人に向けた一冊。】

物事は科学的に「観察する」こと(直観)、そして実証できることを語らなければいけません。
情報の取り入れ方には気をつけなければいけない。

岩田さんのおっしゃることは、情報(他人の意見)を鵜呑みにしないこと、体質やその時の体の状態など「個体差」があるのだから「こうすれば必ずこうなる」などとは言えない事、因果関係は複雑なのでわからないことが多いということ、など生き方に通ずる深いものです。(光る言葉がいっぱい)

よくわかってない時にはまずは沈黙し、検証する。(わかったふりをしない)
対話によって、いつでも自分の意見を変えられるように。(「無知の知」が大事)

大切なのは、一人一人の「感性」
食べ物に対する自分のセンサーを磨くこと。自分で(体で、舌で)試してみること。
そして自分で判断すること。
「食べ物のことは他人に聞くな、自分に聞け(自分の体の声を聞け)」ということ。

何でも、どちらの極端にも振れない中庸の精神が大事。
「~でなければならない」「~してはいけない」などの原理主義に陥らないように。
バランスや中庸が大事。程度問題。

どんな食事であれ、ある一種類の食事方法に固執し、
そのやり方だけを毎日続けていくのはリスクが高い。
いろんなものを季節に合わせて食べるのが大事。
「規則正しい食事」は健康によくない(可能性が高い)
食事のリスクを分散させよう、ということ。


食べ物に対するセンサーを磨くためには・・・
1.ゆっくり食べる
  みんなで、ゆっくり、楽しく食べる

2.集中して食べる
  よく噛み、よく味わう。

3. 感謝して食べる
  食べ物をくださった人、食材を育ててくれた人、今食事ができること、自分より貧乏だったり飢えている人もいること、昔は火をおこすこともできず食べ物も手に入りにくかったこと(貝原益軒「養生訓」五思)など思って、一口一口大事に食べる。

4. 体調に合わせて食べる。季節や気候に合わせて食べる。
  色々試して微調整すればいい。飽きはストレスの元、時には変化をつけて。
  ジャンクフードもたまにはいいかと自分を許す寛容さも必要。極端に走らない。

5. ほどほどに食べる。
  野菜でも肉でも、同じものを食べ過ぎるとよくない。
  まだ成長していないもの、盛りを過ぎたものも食べない。
  なんでも偏らない、ほどほどが大事。自分に合うものを食べよう。

6. 自分でたまには料理する。自分で食材を買う。
  >我々はいろいろな人の恩恵を受けて自分の食を成立させているのであって、他人の助けなしにはちゃんとした食生活を送ることはできません。
「おれだけの努力で生きている」人は世の中には皆無なんです。

  >早く帰宅し、家族との団欒を楽しむような生活態度こそ、健康への近道

7. 細かいことにこだわりすぎない。たまにはハメを外す。
 >多くの人は過度の「とらわれ」から体調不良が起きています。過度な清潔に対するとらわれ、過度な人間関係に関するとらわれ、過度な栄養とか環境に対するとらわれ、、、ちょっと肩の力を抜いて、ふわっと生きることができればずいぶん楽になれる、、、


>もちろん、命は非常に重要な価値です。しかし、価値の全てではありません。
自由とか、夢とか、痛みや苦痛のない状態とか、家族とか、友人とか、お金とか、美味しい食事とか、みーんな大事な価値観というものです。

多様性を大事にする岩田さんの言葉、深いですね。

自分に訊け!
とはいえ、自分が知らなかった知識もいろいろあって、とても参考になりました。

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