【僕が恋した少女は、「好き」という言葉がない国で育った。
けれど、少女は、聞いたこともない美しい音楽を知っていた――。
(あらすじ)空中帝国に住むカンパネラ少年は、はるか下の地上にある深い森に、少女を見つける。 彼女に恋をしたカンパネラは、一度だけ、森で彼女と過ごすことが許されたが、所詮、かなわぬ恋。それでも、二人はつながっていたかった。 カンパネラは、それから50年かけて、大きなラッパを作り続けた。50年かけてようやく完成したそのラッパで、カンパネラはいったい何をしようというのか――? たった一度会っただけの女の子とのハッピーな奇跡のために、50年かけて魔法を作りつづけた、お爺さんのおはなし。
タモリの発案を、キングコング西野が物語に仕立て、さらに黒いペン1本で絵本にした。各界から評価の高い、にしのあきひろの絵本の最高傑作!】
>じゃあ、『スキ』があるいじょう、なにかが犠牲になってしまうことがあるということね?
>自分の好きなものをこわす人をうらんだり、自分の大切なものをうばう人をねたんだり・・・・そうして、空中帝国ではまいにちのように争いがおこっている
>空中帝国では、『好き』というきもちを持たない人は冷たいといわれる。だけどキミはそうではない。キミはとてもやさしい。
「好き」は「渇愛」「欲」。「嫌い」は「怒り」。
「好き、嫌い」ではなく、「無量の慈悲の心」「無量のやさしさ」を・・・。
「好き(欲)」から「嫌い(怒り)」が生まれるのです。
「言葉」では、心は伝えきれない。
カンパネラの思いは「スキ」を越えて、
もっと広く、大きく、やさしく、深い、、、音楽になった?
音楽は国境を越え、言葉を越える。
お笑い芸人さんも、色々才能をもってらっしゃる。
緻密な絵はすごいですね。
星4つ
したっけ。
すごいですね。^^