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「楡家の人々 第1部」北杜夫

2018年01月10日 | 読書

[北 杜夫]の楡家の人びと 第一部(新潮文庫)

溢れる楽天性と人当たりの良さで患者の信頼を集めるドクトル楡基一郎が、誇大妄想的な着想と明治生まれの破天荒な行動力をもって、一代で築いた楡脳病院。その屋根の下で、ある者は優雅に、ある者は純朴に、ある者は夢見がちに、ある者は漠とした不安にとまどいながら、それぞれの生を紡いでゆく。東京青山の大病院と、そこに集う個性豊かな一族の、にぎやかな年代記の幕が上がる。】

相手が誰かも知らされないままいきなり仮祝言をあげさせられる桃子。活動写真通いで、”恋愛”を夢見ていた桃子は大ショック。滝のように涙を流し、、、。大物?基一郎のキャラもいいけど、桃子のキャラも惹かれる

関東大震災ではなんとか無事だった楡脳病院だったけれど、年末のもちつきの火の不始末で大火事になり、、、火災保険をケチってて、、、。

ドイツに留学していた長女の婿(北杜夫の父、斎藤茂吉がモデル)。大インフレで不穏なドイツ情勢の中、生活費を削って集めた医学書も、、、。

社会主義者気どりの使用人はいつの間にか愛国軍国主義者に?

親の反対をおして結婚した聖子は、貧乏で夫も酒癖が悪く、結核になり、、、。

大正時代の世相が、楡脳病院の人々を通して生き生きと映し出される。

中盤からどんどん面白くなった。
英語の勉強で?疲れた脳みそは、読書で休めます。

 

つづきの第2部が楽しみ。

星4つ  

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