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『世界水準の戦争と平和 初心者のための国際安全保障入門』(烏賀陽弘道著)

2019年12月16日 | 政治経済

戦争や紛争を避け安全安心、平和を守るためには、国際安全保障について知らなければいけません。しかし、私は知識をほとんどもっていませんでした。学ばねば、、、

【我々日本人がガラパゴス状態で理解していない「安全保障」について、最前線で学んで修士号を取得した著者が、懇切丁寧に説いた「目から鱗」の書。。国際社会は「経済力」「政治力」「情報力」「軍事力」=「力」のぶつかり合いである。それぞれが「国益」を最大化しようと主張と行動を繰り広げる。そんな現実のなかで生き残るための思考の方法を、初心者でも理解できるよう基礎から丁寧に説いていく。】

超初心者です。いい歳ですが。今までちゃんと学ばないできました。
はい、鱗ポロポロです。


シーパワーとランドパワーという視点。
(日本は島国。アメリカもイギリスもシーパワー。中国やロシアはランドパワー)

北方領土はランドパワーとシーパワーの接点。だから、ロシアは米軍がそこに基地を作れるなら返さない。

「海」が国際安全保障政策で最重要。海上輸送、シーレーンの重要性。

海には国境がない。公海は”国道”。
接続水域は”待合室”。領海ではないし、警察権はあるけど航行自由
領海でさえ、通るだけ(無害通航)ならどの国でも自由です。

水色の所は公海。どの国の船でも航行自由(許可いりません)

排他的経済水域では経済的優先権があるというだけ。もちろんどの国の船が入っても問題ない。軍艦でもね。
排他的経済水域に北のロケットが落ちても、国際法上とくに問題ない。

尖閣への”侵入”??それが何か? 尖閣問題? 解決済みです。
メディアが”さも”問題があるかのようにニュースにするので、恐怖心や不安を煽られる人が増える
「国道を他県ナンバーの車が通りました」みたいなことなのに、、、

日本の領空に宇宙空間は入りません。


核戦略上、ICBM地上発射型ミサイルよりSLBM潜水艦発射型ミサイルが有利
核兵器を持ってるもの同士だと、先に手を出すとやられて終わり。
ICBMは迎撃はほぼ不可能 地上型のイージスアショアはほとんど役に立たない 

「安全保障=軍事」ではない!
「外交」「経済」など様々なジャンルの政策が含まれる。

国際法はただの習慣を明文化したもの。法的拘束力や罰則はない。

 

などなど、メディアに踊らされないように、冷静に見る必要がありますね。

怖いのは、恐怖心をもった国民理性を失って(勇ましい世論を作って)政府を暴走させることです。

国同士、冷静にお付き合いしなければいけません。

「日本に攻撃?なんでしなきゃいけないの?色々助けてくれて、いい国じゃないですか。
  けんかしたら損です。仲良くしたいです。」
と思ってもらえる国になることが、一番の安全保障政策だと思います。

すべての攻撃の原因は「恐怖」による理性の欠如。弱い心。
「愛」が足らないんですね。

 

この動画を観れば、さらに理解が深まると思います。(超~~~長~いです。が面白い!)

 

星5つ 

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