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「自由に生きる よき縁となし、よき縁となる。抜苦与楽の実践哲学」プラユキ・ナラテボー

2016年08月30日 | 読書

 

【タイの森林僧院と日本を往復して活躍する日本人上座仏教僧プラユキ・ナラテボー師。現代日本人の抱える苦しみに直接向き合い、さまざまな人々とのカウンセリングセッションを重ねるなかで生まれた、苦しみを抜き楽を与える、自他をともに自由にする実践哲学の集大成。作家・石井光太氏、認知行動療法の心療内科医・熊野宏昭氏との対談を収録!二つの重要な仏教瞑想法の実践方法を収録!】

『苦しまなくて、いいんだよ。』の本が絶版でkindleしかなかったので、この紙の本を購入しました。

さらに詳しくプラユキさんの実践がわかります。330ページ、分厚い…けど、1日で読んでしまった。それくらい、よい本でした(しかも文章は読みやすい)。線引きまくり

目次からざっと紹介すると、


 「自由に生きる 
   よき縁となし、よき縁となる。抜苦与楽の実践哲学。」


1,生きる力に目覚める仏教
 ある女性のケースから、仏教的アプローチを学びます。 

2,ブッダの大地を築く、タイ仏教の開発僧
 社会の開発とブッダの教えをつなぐもの

 仏教を社会に役立てる、社会とのつながりの中で実践することの大切さ、社会のあり方について考えさせられます。上座部仏教は決して”小乗”仏教ではありません。個人の心の安らぎ(悟り)をめざすという次元にとどまらず、社会の(生きとし生きるもの)あらゆる苦しみを楽にかえる可能性をもつのが仏教(そもそも『無我』ですから)。開発僧の役割、、、働くというのはこういうことなんだと思う。教員も医者も、政治家もみんな開発僧のように・・・。

四摂事(布施、愛語、利行、同事)です。

3,百通りの神様(作家石井光太さんとの対談)

 説得よりも共振 こだわらす、互いを認め合うのが仏教

4,たかが言葉、されど言葉

 たかが言葉とは「智慧」です。されど言葉とは「慈悲」。言葉のもつ力(刃物のような道具です)、言葉の使い方は本当に気をつけなければいけません。

口の四善業(不妄語、不両舌、不悪口、不綺語)です。愛語です。で、対機説法(一人一人の能力、性質、性格、願いなどに応じて臨機応変に)です。

5,戒律に守られ、自由に生きる
  戒定慧の二つのベクトルと、行動療法を巡る仏教的考察

6,「怒り」に対処する
 臨床心理と仏教の実践 (心療内科医熊野宏昭さんとの対談)

 仏教とACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)の共通性、瞑想と脳の状態、気づいて選択する生き方など。(ちょい専門的?でも興味深い!)

はブッダ直伝の呼吸瞑想について、8は手動瞑想について。

仏教は”智慧”を得、”慈悲”を実践することによって自他共にあらゆる”苦を楽に変える”教えです。日常のすべてが智慧を得るための瞑想(実践、トレーニング)です。役に立つこと、働くことが慈悲です。智慧と慈悲、2つ揃って仏教です。実践していきたいと思います。 

 

仏教って、教員研修に絶対役に立つと思うな。(もちろんそれ以外の万人にも)
校長先生、使ってみてはどうでしょう? 

星5つ 

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
都月さん、こんにちは。 (まる)
2016-08-30 18:38:57
そうですね。政治家の方たちも仏教を学べば、世界は平和に向かって前進できるかもしれませんね。(個人的には確信してますが^^)

口もそうですが、しっかりした智慧が必要だと思います。政治家の方も私たちも一人一人が賢くなることが、苦を楽に変える唯一の方法なのでしょうね。
何度も読み返したい本です。
返信する
これを一番よませたいのは (都月満夫)
2016-08-30 14:03:11
我が国の総理大臣安倍晋三です。
彼の口は何とかしなければいかんと思います^^
したっけ。
返信する

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