bakoayanの日常

fujicaとGRⅢ手に日常を一コマ写真で綴る

NOISELESS ボーダレス サウンドレス

2007-04-16 | 季節
岡崎の周りは お花見でなんだか浮かれ気分。桜の移ろいも太陽の下では凛と輝いて
見える。風が吹き始めて花弁が川面に流れていました。

今回のノイズレスのプロジェクトの一環として「facing 向かい合うために」
立命館大学の仲間ゼミの皆さんが企画されていました。
昨年より「ふれる」「立ち泥む」「点てる」と昭男サンの音に近づく作業はきっと
新鮮だったに違いありません。
アートスペース虹にて近代美術館との呼応イベントで開催されてました。

Gifts from John cage - response to "NOISELESS"
ジョンケージからの贈り物
作曲家ジョン・ケージは偶然性の作曲によって、これまでの楽音(サウンド)だけでなく生活にある雑音(ノイズ)をも含めて彼独特の音楽を生み出す。サウンドとノイズという音の境界をなくし、音の世界を広げました。本展覧会は、このケージの生活からの音楽をテーマにした作品を呼応させた。 (一部DMより抜粋)

その中でも「ジョンケージ49のワルツ1977」がとても面白いものに仕上がっていた。
もともとニューヨークを対象にして制作され、「他の都市で編曲が可能」という楽譜の記述にもとづき、今回は京都市を対象にして制作されました。
用意された京都市内の地図に直径1.5㎝の赤色の丸い紙をランダムに落とすもの
その紙には1から147の数字が書き込まれ、地図上に目印となる赤丸を刺ししめしていく
その場所に行き町の環境音を3分間採録する
演奏法は偶然性によってランダムに3つの組み合わせで演奏されていく

自宅近くの音を探してみる。ものすごく近くにあると何故かうれしくなった

ギャラリー虹をあとにして もう一度 ノイズレスを体感しに行きたくなった
会場はたくさんの人々・・ 全体を見回してそれぞれに音を聞き入ってる姿は
やはり奇妙に映る。壁にもたれ腰を下ろし、疎水の桜を眺めながら夕暮れを待った
ただひたすら待つ・・こんな行為は日常ではなくまさしく非日常の世界
ユリウスさんの音が空間を包み込む 

帰り道疎水の反対側からほのかな光の中に揺らぐ 影を見た


追伸 今回使われた 点音プレートは希望者にプレゼントされる。
ひとつは、ギャラリー虹の朝顔の植木鉢台になっています。
朝顔が何を話しているか聴きたくなったそうです。(鈴木昭男 談)

また、朝顔が咲く時に私も聴きにいってみよう・・・


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