バレエ教師の半澤です。
平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、水曜日、金曜日の
夕方5時20分は子供の初級、夜7時から中級レベルのレッスンです。
土曜日は朝11時からのレッスン、夕方6時です。ポアントもあります。
日曜日と祭日も朝11時から初級のレッスン、ポアントもあります。
皆さま、お待ちしております!
ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP http://hanzanov.com/index.html
(オフィシャル ウエブサイト)
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
http://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/
連絡をお待ちしてますね!
2023年12月24日(日曜日)枚方(ひらかた)芸術文化センターにて
半澤正司オープンバレエスタジオの発表会があります。
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
バリエーションは「海賊」から「奴隷のパドドゥ」のグルナーラのVaです。
男子も自分の好きなヴァリエーションしましょう!
さ、やりましょう!!
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
陸地に浮かぶ孤島
第77話
現在地点はハノーバーだ。そして目を地図上の
右に移していくと、ある部分から右は白紙に
なっている。それは西ヨーロッパの人間が入る
事を頑なに拒否したソ連が支配する東ドイツ
だからである。西側の人間は誰も入る事の許され
ない土地なのだ。
「ん?この地図上にある陸地に浮かぶ孤島の
ようなこの場所は一体、何なのだろう?」
それこそが、ベルリンだった。「ああベルリン…
此処こそ僕が行ってみたかった場所だ…」
陸の孤島…ベルリンの街は共産圏の軍隊で
包囲されて、その中で人々は世界に向けて
壮絶な叫び声を発信しているのではないのか。
共産圏とは一体何なのか?何故、人々は
こんなに苦しまなければならなかったのか?
強く生き抜くベルリンの人々とは一体
どのようなものなのか?ショージは
ハノーバーの中央駅で決心した。「スウェーデンに
帰るまでの残り僅かな時間を費やすのはここ
しかない…ベルリンだ…!」
共産国家境界線を越える!
ショージの持っている地図の共産圏は全て
色が真っ白で、何も描かれてはいない。
そこにポッコリと陸の孤島のようにベルリンが
描かれてある。空白の部分は西側の人間が
入り込めない土地…孤島のように描かれて
ある場所には「BERIN」と文字が
浮かび上がってあるが、どうしても納得が
いかない事がショージの脳裏をかすめた。
「この地図上の色が無い空白の部分は共産圏
だな…列車に乗ればここを通過しなければ
ベルリンには入れない訳だから日本人の僕は
どうなるのだろう?特別な通過許可証が
必要になるのではないのか…」そして駅で
調べるとベルリンに入るためにはやはり
列車通過ビザが必要な事が判明した。
途中下車は出来無い。電車で通行するだけの
特別なビザがあるという。本来は東ドイツの
大使館でビザを発行してもらえば料金は
安く済むのだが電車の中でも、少し割高には
なるがベルリンに渡るためのビザは取得
出来る。
そして遂にプラットフォームに「ベルリン行き」
の列車が入って来た。列車に乗ると「おおっ!」
ショージの大好きなコンパートメント形式
だった。6人部屋の個室で革張りの席だ。
3人づつが向き合う様になっている。椅子は
ちょっと引っ張れば手前に出て来る。向かい
合う反対側の椅子を引っ張り出せば簡易の
ベッドにも早変わりする。ただ、これが出来る
のは客が3人以下の場合のみだ。もし3人以上
客がいたとしたらベッドは諦めるしかない。
さあ、出発だ!列車は動き出し、ハノーバーを
後にしてベルリンへと向かい出した。
黒い大きなバッグ
ショージはいつも小さな子供が入れるほどの
黒の大きなバッグを持ち歩いて旅をして
いる。バレエをしていない人には驚くほどその
バッグは大きい。バレエ用具が数日分と
生活に必要な全てが入れているからだ。
バッグの中にはソビエト連邦共和国が一面に
書かれた巨大な地図とロシア語の辞書も
入っている。
(つづく)