ナタリア・マカロワ自伝―妖精ナターシャの想い出ナタリア マカロワ新書館このアイテムの詳細を見る |
ナタリア・マカロワさん・・・。
言わずと知れた往年の名バレリーナ。
ロシアを亡命してアメリカで活躍されましたね。
さて、遅ればせながら読みました!
いつでも買えると思っていると、
いつの間にか本屋さんから姿を消していたりするので
最近になってあわてて買ったんですけどね
自伝とありますが、前書きなど読む限り
本人が直接書いたのでなく、口頭記述つまり本人のインタビューを元に
編集者がまとめたもの?みたいです。
文を書くプロが全面的に助けたという風に解釈すべきでしょうか。
でも実際文章がとても読みやすいように思います。
それでするするとひきこまれて、一気に読んでしまいました。
でも文章が流麗なだけでなく、エピソードが面白いんです。
バレエ関係の雑誌などで、あのロマンティックな外見とは裏腹に
なかなかエキセントリックな面がある、という印象を持っていましたが、
本当についふきだしていしまうような件(くだり)も多くあり、
急にかの偉大なダンサーが隣にいてくれるような親近感を覚えます。
そして!バレエ好きにはたまらない面々が彼女の話を彩ります。
バリシニコフ、ヌレエフ、ダウエル・・・
写真も多く載っていて、バレエ好きの方は楽しめること間違いなし!です