今日はまたもや動画のご紹介
またYou Tubeさんからお借りしてまいりました。
「瀕死の白鳥」という演目で、踊っているのは
マイヤ・プリセツカヤさんです。
この「瀕死の白鳥」は「白鳥の湖」とは関係ない別の演目で
サン・サーンスという作曲家の音楽にミハイル・フォーキンという振付家が
伝説のバレリーナ、アンナ・パヴロワのために振りつけたものです。
初演は1905年ですからもう100年以上前のお話ですね
さて、こちら2分くらいの短い踊りですが、
死を目前にした白鳥がなんとかはばたこうとしながらも
最後には力尽きて死んでしまうというドラマティックなもの
振付自体もすごいテクニックを駆使するものではありません
でもなんだかこの音楽とこのストーリーで心打たれるものがありませんか?
実は様々なダンサーがこの演目を踊っています。
それだけダンサーの踊り心というか、
私だったらこう表現したいという気持ちに火をつけるような気がします
今回お借りしてきた動画のマイヤ・プリセツカヤさんは
その手の表現が有名だった方。
手がまるで関節がないようだ、なんて言われたらしく、
本当にさざ波のように動きますよね
舞台の袖から後ろ姿で、この手の動きであらわれるだけで、
客席からどよめきがおきた、なんて話も聞きました
ボリショイ・バレエのダンサーの方の手は、
スタッフC的には時々親指が気になるのですが、
この作品の場合、それが本当の羽のように見えて
なるほどな~~なんて思います
この手の動き、ちょっと真似てやってみてください
やわらかく軽く動かしているようですが、
結構しんどいものですから、二の腕が引き締まるかもしれませんよ