闘うバレエ―素顔のスターとカンパニーの物語 (文春文庫)佐々木 忠次文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
バレエ好きなら知っている、
東京バレエ団率いる佐々木忠次さんの著書「闘うバレエ」のご紹介
さて、本題に入る前にちょっと愚痴・・
この本、単行本が出たときに買ったのに、
文庫本で体裁が変わったら気付かないでまた買ってしまいました・・・
ぼけてきた?
とまあ、それはおいといて
舞台芸術の世界にいらっしゃった佐々木さんが、
どういう流れでバレエ団を引き受けることになったのか、
引き受けることになった時、どういう理想を抱いて引き受けたのか
から始まって今日までの歩みが描かれています。
バレエの世界は、係わりはあったけれど、
まあいってみれば門外漢でいらっしゃったわけで
だからこそ気づくバレエ界の問題点などに立ち向かっていきます。
でもそれが決して悲壮でなく、痛快でシャープな文章でつづられていて
すごい人だなと率直に思います
そして活動がこれだけ成功するということは、
理想とするバレエ団が頭の中にあっただけでなく、
同時に舞台に対する確かな鑑賞眼をお持ちなのでしょうね
さて、現在ではNBSという団体もたちあげ
海外のバレエダンサーやバレエ団の招聘も手掛けていらっしゃいます。
私はへそくりをチェックしなくちゃ
ギエムさんもルグリさんもニコラさんも、
世界バレエフェスティバルもやっぱり見たい私
はい、佐々木さんのこだわりに感服しております