鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

茨城県自然博物館・第3章~サメ展

2017-12-02 | 美術館・博物館


2 0 1 7 年 1 1 月 1 2 日 ( 日 )

午 後 1 2 時 4 5 分

茨 城 県 坂 東 市

茨 城 県 自 然 博 物 館 ・ サ メ 展 入 口



ミュージアムパーク茨城県自然博物館に入って、そろそろ1時間半になろうとしています。

常設展示はほぼ観覧し、



あとは博物館がやたらと推す「サメ展」のみ。



心を癒される青い空間へ、私と女王様が足を踏み入れます。



エントランスは、世界最大のサメ・ジンベエザメが泳ぐ沖縄の海をモチーフとしているようです。



本日3度目の大口!
今回の口の持ち主は、ムカシオオホホジロサメという絶滅したサメだそうです。
「ムカシ」「オオ」「ホホジロ」と修飾語が多く落ち着きのないネーミングですが、学名は「メガロドン」というドラクエにでも出てきそうな名前になっています。
推定体長は13~20メートルと、ジンベエザメと同等かそれ以上とされています。



和名の「ムカシオオホホジロザメ」は、昔にいた大きなホホジロザメに似てるやつ、という意味でしょうか。
わかりやすいといえば、わかりやすい。



ここからは、サメ展による珠玉のサメ紹介。



1番、ネズミザメ



なかなかのワル顔。
北太平洋で暮らし、サケやニシンを好んで食べることから「サーモン・シャーク」とも呼ばれます。
ネズミザメが人を襲ったという事例はないようですが、大型で獰猛であることから危険な種とされているようです。
東北地方ではよく水揚げされ、切り身や練り物の材料として扱われるようです。



2番、ホホジロザメ
これぞ「サメ」! といった感じのこのサメは、ホホが白いから「ホホジロ」ザメです。単純ですね。
標準和名は「ホホジロ」ですが、頬(ほお)の読み方から「ホオジロザメ」ともいいます。



こいつはなんとも悪い顔をしてますねぇ~。
ハリウッド映画「ジョーズ」のサメは、ホホジロザメをイメージしたものとされています。
体長は6メートルほどにもなり、オットセイなどの大型哺乳類をも食べてしまうそうです。
そしてこいつは、人間を何人も食っています。代表的な人食いサメです。



3番、アオザメ
これまた悪党顔のこのお方。
体はぜんぜん青くないのですが・・・おそらく水中で見たら青いのでしょう。
アオザメはサメ類の中で最も速く泳ぐことができ、その速さは時速35kmにのぼることもあるそうです。



4番、マオナガ(真尾長)
5番、ニタリ(似)
6番、ハヒワレ(八割れ)

オナガザメ(尾長鮫)のみなさん、勢揃い。
温暖な海に生息し、マグロ漁などで一緒に捕獲される場合が多いようです。



7番、ヨシキリザメ
9,200kmもの距離を回遊し、東北では最も水揚げされるサメです。
優良なフカヒレの材料になり、宮城県の気仙沼では年1回給食に出されるそうです。



8番、OTY アカシュモクザメ
別名の「ハンマーヘッド」の方がメジャーかもしれませんね。
わが鬼ヅモ同好会では「OTY氏」という異名で知られた存在です。
(内輪ネタ失礼。本名は伏せました)



9番、ダウリアチョウザメ
チョウザメということで、あのキャビアの親です。
ダウリアチョウザメは、体重が1,000kgにもなる大型種ですが、チョウザメの仲間はサメではありません。



口の中を見てみると、このとおり鋭い歯がありません。



なおこれらのサメたちは、



博物館の職員さんが、おいしくいただきました???



1階のフロアに出ました。

  

巨大恐竜・ヌオエロサウルスの足元へ。
全貌を捉えようとしましたが・・・



無理です!!



これで自然博物館の館内展示は、観賞完了。
私も女王様も大満足で後にします。
やっぱり科学をビジュアルで理解させてくれる博物館は、おもしろいです!!



紅葉はどこにいったの?



完全私的旅「紅葉ドライブ2017」第4話に続く。