新人君へ

HowToとYesNoだけしか関心の無い新人君。
あなたはいつになったら、
仕事の全体像、その中での自分がまかされている仕事の位置付けが
わかってくれるのでしょう。
そして、問題の性質によって、
解決手段や報告相談のタイミングに差異がでてくることに
いつになったら気づいてくれるのでしょう。
言われたことが次から次へと上書きされているだけで、
前にいわれたことはいったいどうなっちゃったんでしょうか。

私は丁寧に説明することをあきらめかけています。
同じ工数をかけるのなら、効果が見込めるほうに
手間をかけるほうが生産的だからです。
自分のチームを最大限に効率的にまわそうとすると、
そろそろあなたにかける時間はなくなってきています。
私はあなたの親でもなんでもありません。

あなたがめざす、自立したエンジニアになるためには、
仕事の意味、目的を、深く考えそして理解するべきです。
そして、手段には適用限界があることを理解すべきです。
たとえば、シュレッダー機にかけられるのは紙であって、
ダンボールはいけません。
今シュレッダーしようとしているものが、紙であるのか、
ダンボールであるのか、しっかり考えて欲しいのです。
考えないで、紙もダンボールもいっしょくたに無理やり穴に突っ込んでしまう
あなたの考えかた、やり方を見ていると、
絶望的な意識の差を感じることがあります。

残された時間はあまり多くはありません。会社は学校とは違います。
本当にがんばってください。
年齢と経験にふさわしい活躍を期待します。