Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

連休2日目。地球温暖化を考える。

2007-04-29 11:44:08 | つれづれ
かの昔、今から2億年くらい前の話。
おおきなパンゲアとよばれる大陸が一つあった。おそらく起伏もそんなになく、平坦にちかい地形だったと思われる。そして海もひとつ。
こういう構成で気候がどうなるか、スーパーコンピュータで計算させてみればわかるが、おそらく赤道付近で熱せられた海水はそのまま北極や南極までそのまま熱をたもったまま流れるため、現在のように極地が温度が低いことにならず、赤道も極地も同じような気温になる。ジュラ紀のころは、年平均気温が21℃程度であったと推定されている。
こういった特殊な環境下に適応して繁栄したのが恐竜である。どんどん色んな種類に分化し、まさに彼らの天下であった。
そのとき我々の祖先たる哺乳類は、居場所がなくて木の上とか洞穴で静かにしておったそうだ。
そして白亜紀末、いまから7000万年ほど前であるが、それまでの長い時間かけて大陸が分裂し間に海が広がっていたことや、大陸の縁におおきな山脈ができてきたことや、小惑星が衝突(映画でいうと、ディープインパクトみたいな。)して気候が激変したときに、その変化に対応できなかった恐竜は絶滅し、対応できた哺乳類は生き残った。

何が言いたいのかというと、地球温暖化の問題というのは、そこでおこる環境変化に対応できるかどうかが問題なのだと考える。
変化に対応できるということは、変化をおこさないようにコントロールする方向もあるだろうし、変化したらそれに対応してライフスタイルをかえることもありえる。
自分の生活スタイルを維持しようとするから大変なのであって、維持しないで変化させる、と考えると、問題が整理されてくるように思える。
地球環境保全、と、ライフスタイルを変える、というのは、目指す方向が(現在の文明の維持を目指しているのか、根本から変えようとしているのか)実は正反対なのではないかと思ったりする。
個人的には、科学技術でコントロールすることに心血を注ぐよりも、我々の中で文明の有り方を再検討し、どんな環境でも対応できるコアな部分をわけておくのがよいと考える。


コメント
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