Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

組織と人間

2009-04-14 23:59:11 | 仕事・育成・転職
会社が小さいと、個々のベクトルも似た方向を向いていたりするので、個人がそれぞれがんばっちゃうと経営危機もなんとかなっちゃったりすることもある。「やればできる」ということもたくさんあるのだが、あくまでも個人レベルでの話の気がする。

だんだん会社が大きくなると、ベクトルがあっちゃこっちゃになってくるので、カリスマが体育会的に方向をそろえるか、中間管理職がえっちらおっちら苦労してベクトルをそろえていったりする。
この過程で中間管理職のサポートを手抜きすると、ベクトルがあっちゃこっちゃ向いた集団になる。そういう組織では、お互いの努力が組織内で打ち消しあったりして、それぞれが頑張っている割に全体として意味がなかったりする。

カリスマのいない、ある程度の規模の組織は、同じ方向を向いているキーマンが何人か必要なのだろう。魅力的な旗をつくりつづける人、旗の全体像の説明ができる人、旗を高いところにたてて振る人、旗の費用対効果を説明できる人、旗の周りのトラブルを解決する人、旗の近くに人を集める人、なんかが必要と思う。それぞれが協力することで、50人の壁とか、100人の壁とかを破れるのであろう。
(一人で全部できるんだったら独立してやっていける)

ただ、理屈だけでなくメンタルな部分を含んでいるのがなんとも難しい。人間、あまりにもかけ離れた生活環境で育った場合、相互理解の壁がかなり高いように思う。価値観の違いといってもいいかもしれない。

個人の成長が組織の成長に結びつけばよいのだが、そううまいこといっている中小企業は少ないような気がする。
コメント
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