水槽

いまどきのサラリーマンのお父さん、昼飯だけがたのしみ、という人も多いだろう。bambooもその一人。

東京では、すし屋とそば屋と定食屋をローテーションしていたのを思い出した。関西は、粉もんの店や定食屋は充実しているのだが、すし屋が弱い。
探検していて、すし屋をみつけてちょっとだけ期待して入る。
目の前に大きな水槽。ゆうゆうと鯛が隊列を組んで泳いでいる。うまそうだ。
カウンターに座ったのでネタがよく見える。いい感じでゆでてある蛸の足。木箱に入った高級そうなうに。
早くbambooの胃の中に来なさい。

竹定食を注文。板前さんがちゃちゃっと握ってくれる。あれ、サーモンだ。鯛はどうした。鯛は。まあいいや。竹だし。
あの美味しそうな蛸はどや。ちゃちゃっとでてきたのはえび。ちゃうちゃう。えびいらん、蛸をくれ～。
うにはもちろん、出てこない。

これが経済力の差か。
松定食じゃないとだめなのかも。
そもそも定食頼んでいるうちはだめなのかも。

あの水槽の鯛たちやカウンターのうにや蛸はいったいだれのお腹の中にはいったんだろう。いいなあ。俺もたべたいなあ。