Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

日本一のアンモナイト博物館

2010-08-27 21:45:27 | おでかけ
北海道の三笠市というところに、アンモナイトの化石の博物館があるということで、ちび1号、おばあちゃんと行ってきました。
入館料も大人370円、子供120円なのでまあ展示物もそれなりだろうと思ったところ、量と質に圧倒されました。都会の博物館の比じゃないです。
入館料が1000円でも、入る価値あります(断言)。日本一、いや世界一のアンモナイト博物館だと思います。



地元の人から寄贈された大量の標本(特に白亜紀末期の大型化したものとか異常巻のものの数が多くて状態がきわめて良くてびっくり。)、天然記念物の恐竜(海竜)の化石、アンモナイトの模式標本(※)など、化石の好きな人にとっては至福の時間を過ごせます。レプリカじゃなくて本物が飾ってある!ケースに入ってないのもある!
中でも、アンモナイトの殻の模様(縫合線(ほうごうせん)というそうです)がきれいに出ている化石は圧巻ですね。私もいろんな博物館にいったことがありますが、30センチ以上あるものでこういう美しいものは見たことがありません。これは、化石の好き嫌いにかかわらず、とにかくきれいなものなので、一度現物をみていただければと思います。

(※)模式標本(もしきひょうほん)
生物学では、ある種を決めるときに、標本中の標本を1つ決めます。
たとえばトラの模式標本はヨーロッパのなんとか大学にあるとか、インフルエンザの香港型だったらアジアのなんとか医学研究所に模式標本がおいてあるとか、アンモナイトのかくかくしかじかだったら三笠市立博物館においてあるとか。そんな感じです。
そういう貴重な標本が一般に公開されているのはとてもすばらしいことです。
小中学生の教育にも、とてもいいでしょうね。うらやましい限りです。近くなら出前授業とかしてもらえるかも=>問い合わせは博物館さんへ。
ホームページがえらい地味なので、本物のすごさが伝わらないのがとっても残念。

追記
bamboo秘蔵の化石
コメント
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