Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

2月度月報

2011-02-28 21:17:00 | 読書
今日は、久しぶりにマジ切れして、胃が痛くなっていますが、その話は別の機会に。
===





今月は1冊。

休みの日は、いろいろ別なことしてたもんで・・・

===

1.楽隊のうさぎ
中沢けいさん 新潮文庫

ちょっと影の薄い小学生時代をすごした主人公が、
中学生になるところから話がはじまる。

少しでも学校にいる時間を短くしたい、影を薄くしていたい、
とおもっていたのに、なぜか正反対の熱血吹奏楽部に入部してしまい
自分でもびっくり。
部活を通して、
主人公がぐんぐん精神的に変化していく物語。
結構感動する。

コンクール(その前の練習)を重ねることでぐんぐん内面が変わっていくところは、
吹奏楽とか合唱など芸術系団体系の部活をやっている子、
やっていた親にはとてもよくわかるだろう。
(団体系部活を経験していない子は、こういう雰囲気ってちょっとわかりづらいだろうとは思う。)

交響的譚詩とか、くじゃくとか、音が実際に聞こえてくる感じがする。
この本の主人公は、トランペットやフルートでなく、パーカス(パーカッション)なのが面白い。
また、主人公がパーカスでないと物語が成り立たない気がする。

これは、中学生高校生向けだろう。
小学生には、心情読み取りは厳しいのではないか。
入試にはでたことがあるらしいが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする