Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

11月度月報

2016-11-30 00:00:00 | 読書
今月は、感想を書き忘れていた分をあわせて5冊。
なお、今年の合計は62冊。どこまで記録がのびるかな~

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1.へびつかい座ホットライン ジョン・ヴァーリーさん 朝倉久志さん訳 早川文庫

かれこれ30年以上前から、読みたいなーと思っていた本です。
SFは、設定によっては古さを感じてしまうことがあるのですが、この本はそれはないです。
クローン、性転換、フリーセックス、人体改造、という設定で、
フリージェンダーの思想で書かれているから今でも新鮮に感じられるのだと思います。


2.満月の道 流転の海 第七部 宮本輝さん 新潮文庫

のぶが順調に育っています。熊吾はやっぱり寄り道をしています。
登場人物それぞれの息遣いが感じられます。
時代の雰囲気も伝わってきますね。次の文庫化が楽しみです。(また2年後かな?)


3.青の数学2 玉城夕紀さん 新潮文庫

合宿がおわったその後の栢山くんの漂流物語。先に1巻目を読むこと。

道に迷うことは無駄なことではありません。
ぐるぐるしてみてはじめてゆるぎない足場ができる、とおじさんは思います。
やりつづけることに意味があるのです。

4.黄金の日日 城山三郎さん 新潮文庫

納屋(呂宋)助左衛門を主人公に、戦国時代の堺の街の栄枯衰勢を描きます。
時代の空気を存分に吸って生きる助左衛門の姿に惚れますね。

文末の松本幸四郎さんの文章も秀逸だな~


5.カチョウ 火災原因調査官 中野順一さん 徳間文庫

火災原因をしらべる消防官が主人公の推理小説です。
火災原因調査官の仕事というのがなかなか興味深いですね。
警察とはちがって火災原因調査官は捜査権はないのですが、
警察は火災原因調査官に協力せなあかんらしい。
描かれている警察の雰囲気、消防と警察との関係がすごくそれっぽくて面白いです。

以上です
コメント
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