Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

データサイエンス(社会的距離戦略における減少目標値の解釈)。

2020-04-11 11:34:12 | つれづれ
今日朝からマスク買いに行列に並ぼうかと思っていましたが、並んじゃったら愚か者だなと思って自粛したbambooさんです。

人と人との接触を8割減らす、ってどゆこと?論拠は?とかネット等で話題になっていますね。だれも説明してくれない。みんなの矛先は首相に向かっているようですが。
ならば、理系の端くれとして、探して提供しようではないか!

ぐぐって調べていたら、最近よくお名前をきく北大の西浦先生の論文がヒット。ふむふむ、数式むずくてわからん。
そうしているうちに、横浜市大の佐藤彰洋先生のサイトがヒット。論拠はこれだよ。たぶん。https://www.fttsus.jp/covinfo/

社会的距離戦略における減少目標値の解釈
https://www.fttsus.jp/covinfo/social-distancing/
を見ますと、例えば以下の例示があります。

===ここから
例として、2020年3月20日現在、北海道で生活をしている人の公共交通(鉄道やバス)の利用時間が1日当たり90分である人について考えてみます。北海道では2020年3月20日現在、減少目標値25%と計算されていますので(都道府県ごとのシミュレーションによる検討を参照)、
90分/日×25% = 22.5分/日
以下まで公共交通の利用頻度を減少させるることができれば、COVID-19の感染拡大を抑止しこの流行を終息する活動に貢献しているという計算になります。もちろん、このような、減少目標値に対して、社会的距離戦略を社会の全ての人が同時に行わなければ終息を達成することはできません。

また、他の例としまして、北海道で生活をするある人が現時点で、1週間当たり、50人と仕事上の打ち合わせや趣味などでヒトとの直接接触行動を行っているとします。
これは専門家委員会が述べている避けるべき3つの条件(手の届く距離で接する、屋内の風通しの悪い室内、人々が集まり同時に会話をする)の重なりを満足するような、会議や打ち合わせ、商談や談笑も含みます。
前述同様、2020年3月20日現在、北海道では減少目標値25%と計算されますので
50人/週 × 25%=12.5人/週
まで減少させることができれば、感染症の流行は終息できることを意味しています。北海道で生活する全ての人がこの減少目標値を同時に守ることが重要です。

===ここまで

こう考えることで、自分の生活の何をどれくらい変化させるのが今の目標になるのか、データで考えることができると思うのですよ。

上記には、各都道府県のデータからの推計も載っています。
当然、各都道府県の感染状況から、今何をすべきかの目標値はことなるので、ご確認の上、自分の身に落とし込む参考にされてはいかがでしょうか。

自分や、大切な人達の命を守るために。
コメント
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