Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

公立高校入学状況概要がでました(大阪)

2020-07-30 22:30:00 | こども・教育
今年版のがようやく出ました。
http://www.pref.osaka.lg.jp/kotogakko/gakuji-g3/index.html
英語資格活用者のデータがでていますので、トレンドがどうなっているのか確認しました。

以前
(高校受験 親サポート・後方支援)(大阪府)毎年7月に前年度の公立高校の入試結果の報告書が出る。
というエントリーで、

>(たとえば特定の高校で利用者が8割超えとかなってくると、
>そこを受験するなら、お守りというより、前提条件にかわる
>と思います。
>大手塾がすごく力をいれて英検取得を推奨しているので、
>次か次の次はそうなるんだろうなあと想像はしていますが、
>実際のところは数値で判断したい。
>悩ましいのは、今年の数値が出てきた時点で、受けられる英検は
>1回しか残っていないところ。
>9月入学になればまた状況も変わってきますが。)

と言っていたことの再検証です。

まず、公立高校入学状況概要にでているのは、各高校の志願者数、そしてその中で英語資格活用をしたものの人数になります。
別の観点で、英語資格活用をしたもの全員について、保障される点数を上回ったものの比率を出しています。
とすると、各校ごとの受験者数の中で、英語資格活用で点数を上乗せしてもらった受験者の数がざっくりとフェルミ推定で出せます。

18年の英語資格活用者のうち保証される点数を上回ったもの 33.7%
19年の英語資格活用者のうち保証される点数を上回ったもの 19.3%
20年の英語資格活用者のうち保証される点数を上回ったもの 12.1%
まじか。
むずすぎる。

とある高校
18年志願者364名中英語資格活用者87名、87名の中で66.3%が上乗せしてもらったとして58名。これは志願者数に対して15.9%
19年志願者427名中英語資格活用者169名、169名の中で80.7%が上乗せしてもらったとして136名。これは志願者数に対して31.9%
20年志願者468名中英語資格活用者297名、297名の中で87.9%が上乗せしてもらったとして261名。これは志願者数に対して55.8%
この学校については、英語資格がほぼほぼ標準装備になってきていると思われます。受験生の半分以上が加点とはおそろしや。

私が言いたいのは、上記のように、息子さんや娘さんの志望校に対して上記のように計算してみることで、塾や業者が英検って煽ってきても取捨選択の基準がもてるんじゃないか、っていうこと。鵜呑みにするのは避けましょうね。
もしそれでも、英語資格いる!って判断したなら、英検はすでに本会場は締め切り済みだったりする件。=>準会場へGoなのですよ。

(また、ここには書いてないけど、公立高校入学状況概要にアドミッションポリシーで合格した人の実人数が高校ごとにでているから、そこを志望校にしているなら自己申告書がどれくらい重みがあるのか想像つくと思うので子どもさんと情報共有するべき。自分の目で公開情報を確認してみましょう。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする