必ずしも円満退社でない場合は、やめるにあたって「すべての不平不満をぶちまけるか否か」という問題があると思います。
コンサルタントさんに伺ったのは、「ぶちまけない」という考え方。
例え会社が、「この会社を良くしていきたいので、本当の退職理由を聞かせて欲しい、今後の参考にしたいので」といってきたとしても、決して本心をあかさないが、うそも言わない。
その会社に残る同僚や上司にとって、それがいくら客観的に正しい指摘であっても、批判されるのはおもしろいことでないし、仮に会社側が非を認めて、「このように改善するから退社を思いとどまってほしい」と説得されるとやめるにやめられなくなるなど面倒なので。また、うそは最終的には見抜かれ、恨まれます。
ぶちまけてすっきりする部分と上記の話を天秤にかけると、どうなんでしょう。
Bambooは、うそは絶対にいけないとおもいます。自分も、退職にあたってうそは言ったことはありません。うそつきは最後の最後に舌をぬかれる、と思っています。(
閻魔大王に聞いて欲しいこと)
わざわざ会社に残っている上司や同僚に不平不満をぶちまけなくても、その意見がが客観的に正しいなら、何年か経つとわざわざ言わなくても理解してもらえるでしょう。
そもそも、理科系の人が良く言う「客観的に正しい」ということがありえるのかどうかが疑問だったりします。科学的真理と違って、退職理由なんていうのは立場によって白が黒、黒が白になるので。なので、結局ぶちまけたところで他人と自分の立場の違いの再確認程度の意味合いしかないのかもしれません。
中間管理職としては、部下がやめるときは、ぶちまけないで去ってくれるほうが楽です。
だけどやめる人皆がそう考えているわけではないので、残るメンバーにはきちんと経緯を説明して立場の違いを理解してもらった方が良いでしょう。(これも、うそを言ってはいけません。やはり舌をぬかれます。)
残るメンバーに、どちらの意見が正しいか、という判断を求めることではなくて、立場の違いについてきちんと理解してもらうことが、チーム全体の動揺を最小限にするとおもいます。