今月は4冊。
仕事が忙しいのでストレス解消に食べてるが、
散歩はしないで読書の秋なのでえらい太り気味。
腹回りがやばすぎる(T_T)。
===
1.大阪学
2.続大阪学
大谷晃一さん 新潮文庫
大阪的なもの、を論理的に理解するための手助けになる本です。
東京的なものとの対比でかかれるので、東京愛の人はうっとうしいかも。
東京の弱点を知るには、格好の教材かもしれません。
とはいっても、まじめな本ではなくてもっとライトな感じですが。
(だれかがネット上で酒場ねたって言ってましたが、そんな感じ。)
本音社会とルール社会との違いを知っておくと、
ルール社会でがんじがらめにならないで生きられるかもしれません。
私も関西に住んでXX年、だいぶ関西味が染みてきたので、
この前「甲子園」に行って聖地をおがんでまいりました。
今度は本当に野球をやっているときにいって、
ちび1号と一緒に風船を飛ばしてみたいと思っています。
3.上達するヒント
羽生善治さん 浅川書房
アマチュア同士の将棋の実戦を題材に、
どの手にどういう意味があるのか、どういう構想のもとで指されているのかを説明してくれます。
将棋の格言を各章の中で解説してくれます。具体的にどんな場面で格言に沿った一手が有効なのかを整理できると思います。
厚みとか、堅さとか、大局観とか、感覚的に言われていたことを
具体的に解説しているという点ですばらしいものだと思います。
外国人向けに書かれただけあって、きわめて論理的でわかりやすいですね。
それとも羽生さんが論理的な人なのでしょうか。
ただbambooは棋力そのものが低いため、前のほうの章しか理解できないです。
ちび1号は最後まで読んで「ふんふん」って言っています。
なんかくやしいですね。
4.しずかな日々
椰月 美智子さん 講談社文庫
今の自分の原点となった、少年のころのできごとを水彩画のように描いた作品です。
静謐ということばがとても似合います。
平々凡々とした実体験の中でも、
自分にとっては珠のような、宝物のような経験があるかとおもいます。
それがあるから、自分は生きられる、生きていける、って言うようなもの。
自分だったら、
小学生のときに毎日毎日サバイバルな日々をすごしていたこと(先月の「アメンボ号の冒険」の感想)とか、
おばあちゃんの家やいとこの家まで自転車でいったこととか。
この本の主人公にとっては、
5年生のときの友達との出会い、夏休み、おじいさんとの生活が、
珠のような体験だったのでしょう。
きれいでやさしい文章です。
派手さはありませんが心に沁みます。
中学入試でよく取り上げられていますが、そういうの抜きにして
一読の価値があると思います。
ここ何ヶ月か、児童文学に分類される作品をよく読みますが、
大人でも読み応えのある作品が多いですね。
===
以上です
仕事が忙しいのでストレス解消に食べてるが、
散歩はしないで読書の秋なのでえらい太り気味。
腹回りがやばすぎる(T_T)。
===
1.大阪学
2.続大阪学
大谷晃一さん 新潮文庫
大阪的なもの、を論理的に理解するための手助けになる本です。
東京的なものとの対比でかかれるので、東京愛の人はうっとうしいかも。
東京の弱点を知るには、格好の教材かもしれません。
とはいっても、まじめな本ではなくてもっとライトな感じですが。
(だれかがネット上で酒場ねたって言ってましたが、そんな感じ。)
本音社会とルール社会との違いを知っておくと、
ルール社会でがんじがらめにならないで生きられるかもしれません。
私も関西に住んでXX年、だいぶ関西味が染みてきたので、
この前「甲子園」に行って聖地をおがんでまいりました。
今度は本当に野球をやっているときにいって、
ちび1号と一緒に風船を飛ばしてみたいと思っています。
3.上達するヒント
羽生善治さん 浅川書房
アマチュア同士の将棋の実戦を題材に、
どの手にどういう意味があるのか、どういう構想のもとで指されているのかを説明してくれます。
将棋の格言を各章の中で解説してくれます。具体的にどんな場面で格言に沿った一手が有効なのかを整理できると思います。
厚みとか、堅さとか、大局観とか、感覚的に言われていたことを
具体的に解説しているという点ですばらしいものだと思います。
外国人向けに書かれただけあって、きわめて論理的でわかりやすいですね。
それとも羽生さんが論理的な人なのでしょうか。
ただbambooは棋力そのものが低いため、前のほうの章しか理解できないです。
ちび1号は最後まで読んで「ふんふん」って言っています。
なんかくやしいですね。
4.しずかな日々
椰月 美智子さん 講談社文庫
今の自分の原点となった、少年のころのできごとを水彩画のように描いた作品です。
静謐ということばがとても似合います。
平々凡々とした実体験の中でも、
自分にとっては珠のような、宝物のような経験があるかとおもいます。
それがあるから、自分は生きられる、生きていける、って言うようなもの。
自分だったら、
小学生のときに毎日毎日サバイバルな日々をすごしていたこと(先月の「アメンボ号の冒険」の感想)とか、
おばあちゃんの家やいとこの家まで自転車でいったこととか。
この本の主人公にとっては、
5年生のときの友達との出会い、夏休み、おじいさんとの生活が、
珠のような体験だったのでしょう。
きれいでやさしい文章です。
派手さはありませんが心に沁みます。
中学入試でよく取り上げられていますが、そういうの抜きにして
一読の価値があると思います。
ここ何ヶ月か、児童文学に分類される作品をよく読みますが、
大人でも読み応えのある作品が多いですね。
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以上です
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