小学校低学年や中学年のうちは、
ビジュアル(写真、絵)の美しいものが、
その教科への興味をもつきっかけになると考えます。
そして基本をおさえた説明がちゃんとついている本が望ましいですね。
理科は対象が広いので、はじめは物化生地まんべんなく触れたいですね。
科学者の伝記などを読むのも、
理科に興味をもつきっかけになるでしょう。(全15冊)
※このリストの本だけでなく、動物園や植物園や水族館、
科学館/博物館のイベントや、青少年のための科学の祭典や、
実験教室などへの参加で、さらに関心が深まると思います。
1.
科学偉人伝―まんが 発明発見の科学史 ムロタニ ツネ象さん くもん出版
こどもが興味を持ちやすい特定分野(宇宙、生命、原子、飛行機、ロケットなど)の科学の偉人に絞って描かれています。おすすめ。
2.
もしも原子がみえたなら―いたずらはかせのかがくの本 板倉 聖宣さん/さかた しげゆきさん絵 仮説社
これ、超おすすめですね。こども向け絵本としては出色の出来だと思います。
3.
小さな小さなせかい―ヒトから原子・クォーク・量子宇宙まで かこ さとしさん 偕成社
はじめは1mなのですが、ページが進むたびに10のマイナスn乗の世界に入っていきます。1mからどんどん大きくなっていくほうの絵本もあります。
4.
目で見る物理―力・運動・光・色・原子・質量… Richard Hammondさん/鈴木 将さん訳 さえら書房
目で見るシリーズ。イラストが美しいです。
5.
目で見る化学―111種の元素をさぐる Robert Winstonさん/相良 倫子さん訳 さえら書房
目で見るシリーズ。イラストが美しいです。
6.
目で見る進化―ダーウィンからDNAまで Robert Winstonさん/相良 倫子さん訳 さえら書房
目で見るシリーズ。イラストが美しいです。
7.
物理学―ぶつぶつ物質!― ダン・グリーンさん/サイモン・バシャーさんイラスト/藤田 千枝さん訳 玉川大学出版部
”科学キャラクター図鑑シリーズ”です。ゆかいなイラストです。目で見るシリーズと比較して好きなほうを選ぶのがよいと思います。
8.
周期表―ゆかいな元素たち サイモン・バシャーさん/エイドリアン・ディングルさんイラスト/藤田 千枝さん訳 玉川大学出版部
”科学キャラクター図鑑シリーズ”です。ゆかいなイラストです。目で見るシリーズと比較して好きなほうを選ぶのがよいと思います。
9.
天文学―きらめく世界 ダン・グリーンさん/サイモン・バシャーさんイラスト/原田 佐和子さん訳 玉川大学出版部
”科学キャラクター図鑑シリーズ”です。ゆかいなイラストです。目で見るシリーズと比較して好きなほうを選ぶのがよいと思います。
10.
目で見る元素の世界―身のまわりの元素を調べよう 齊藤 幸一さん 誠文堂新光社
”子供の科学サイエンスブックス”シリーズです。イラストよりも、写真がいい、というこどもさんにおすすめ。
11.
微生物の世界を探検しよう―顕微鏡を使って楽しむ 阿達 直樹さん/月井 雄二さん写真 誠文堂新光社
”子供の科学サイエンスブックス”シリーズです。イラストよりも、写真がいい、というこどもさんにおすすめ。
12.
電子顕微鏡でみる超ミクロの世界―ものの形・生き物のしくみがよくわかる 矢口 行雄さん 誠文堂新光社
”子供の科学サイエンスブックス”シリーズです。こどもさん向けの電顕写真集って珍しいと思います。超おすすめ。
13.
石の中のうずまきアンモナイト 三輪 一雄さん/松岡 芳英さん写真 福音館書店
”たくさんのふしぎ傑作集シリーズ”です。化石は、太古のロマンですね。ぐりぐり巻いているものには、何か惹かれます。
14.
ハッブル望遠鏡でのぞく 宇宙の神秘DVD BOOK 渡部 潤一さん 宝島社
2007年にイギリスで製作された「ハッブルズ・アイ」という科学番組6回分に日本語字幕をつけたものです。
DVDものの中では値段が一番安いと思います。
15.
10才までに知りたい! なぜ?どうして? 科学のふしぎ 池内 了さん 小学館
”きっずジャポニカセレクション”シリーズです。
新しい科学(ケータイとかカーナビ、ナノテク)、人のからだ(遺伝子とかクローンとか免疫)、地球と宇宙、環境問題についてイラストを多用してわかりやすく説明されています。超おすすめ。
1.2.3.{4.5.6.}{7.8.9.}{10.11.12.}13.14.15.のような構成です。
{4.5.6.}は絵がきれい、{7.8.9.}は絵がゆかい、{10.11.12.}は写真がきれい、という位置づけになります。