今月は7冊。
10日までに5冊よんで、いったいどこまで記録が伸びるかとおもいきや、そのあとの20日間で2冊にとどまりました。
36℃とかなると、暑くて狂うので本をよむのは無理です。
===
1.セカンドウインド2 川西蘭さん ピュアフル文庫
ついうっかりして、前と違う出版社のほうで買ってしまった。
よって、1は小学館文庫、2はピュアフル文庫ということになってしまった。
前回より2年ほど時間が経過して、主人公は高校2年生になっています。
前作のレースの結果はどうだったんだ~(とおじさんは怒る)。
読んでいくうちに何があったかわかりますが、それが主人公のトラウマになっているんですね。
自分探しをして、たいぶ回り道をしますが、自分の道をみつけていきます。
果てしなく周回したまま自分がみつからない状態でなくてよかった。
いろんなものを体験して、自分で納得して先へすすんでいくのは、強いです。折れないです。
こういう子に幸せをつかんでほしいなあ、とおじさんは思います。
努力は裏切らないはず、だから。
今泉君がいいキャラに変身してたのは僕的に驚き。
2.いつか、ふたりは二匹(ミステリーランド) 西澤保彦さん 講談社
お昼寝すると近所のねこに乗り移って近所の犬と会話できる、って設定なんだけど、
すんなりと物語に入り込めてしまう。不思議だ。
私がミステリーが苦手なのは、おどろおどろしたのがすきじゃないから。
でもこの本や「ほうかご探偵隊」「ぐるぐる猿と歌う鳥」はそういうところがないので読みやすい。
「ぐるぐる鳥・・・」の文庫本を購入してみたらとても面白かったので調べてみると、
このミステリーランドというシリーズがあることを知った。
講談社の名物編集者さんがはじめた企画で、
「本を読み始めた頃の自分にプレゼントしたくなるような作品を書いて下さい」
と作家さんに執筆を依頼しているとのこと。
それで読みやすいのかな。
ミステリー苦手な人は、このシリーズから入ったらいいかもしれない。
ちび1号にあげたが、予想外に低評価だった。彼の趣味はわからんなあ。
3.ユウキ(福音館創作童話シリーズ) 伊藤遊さん 福音館
札幌の小学校が舞台です。6年になったサッカー少年ケイタが主人公です。
ケイタのクラスにやってくる転校生のなまえはいつも「ユウキ」でした。
ケイタはどの「ユウキ」とも仲良しでしたが、みんな転校して去っていきました。
ちょっとしょんぼりしたまま、6年の始業式がやってきました。
また転校生がいるようです。なんと、また「ユウキ」じゃありませんか。
やってきた4番目の「ユウキ」は女の子でした
ケイタやユウキたちの心の成長が鮮やかに描かれています。
4.円周率を計算した男 鳴海風さん 新人物文庫
和算を題材にとった時代小説としてはほかに算法少女もありますね。
算法少女は、子どもの成長をさわやかに描きますが、こちらは夫婦愛を描きます。
また、学問のあり方にも言及していて、
算法を公開することで議論の種を提供し発展をめざす人達と、
算法を秘伝にすることで利益を守りたい人達の葛藤も描かれています。
僕的にはこちらのほうが読みやすかった。
5.永遠の夏休み(ポプラの森) 折原みとさん ポプラ社
この人、少女漫画もライトノベルも書かはるんですね。守備範囲広いなあ。
なくなった親友との約束を果たすために山に冒険にでかける6年生男子3人の話です。
涙なしにはよめないと思う。
僕的には3.>5.なんだけど、ちび1号的には5.>3.らしい。
6.青木学院物語 山口小夜さん アルファポリス文庫
今月のおすすめはこれかな。
横浜の海沿いの北のほうが舞台で、そこの塾に通う5年生たちの2年間の日常が綴られます。
文体的に読みづらさはちょっと感じたのだけれど、
主人公たちの日常がきらきらしていて、ほんとまぶしいです。
生きるということがこんなに素敵だったのか、って改めて感じることができるでしょう。
これは筆者の実際の体験談をベースにしたそうですが、うらやましい青春時代だと思います。
ちび1号、今月の本の中で1押しだそうです。
7.ポケモン・ストーリー 畠山けんじさん、久保雅一さん 日経BP社
ポケモンがどういう過程を経てビジネスになっていったかの歴史を紐解きます。
ポケモン事件(ポケモンアニメで頻繁に光点滅するシーンを放送したところ、それを見た子どもが光誘発性発作を起こし600名余りが病院に運ばれ200名入院した話)も詳細に書いています。
内容がとても濃い本で、ポケモンビジネスに対するキーマンたちの姿勢というのが
とってもよくわかります。
ポケモンの作者ってだれなんだろうってずっと疑問だったのですが、
田尻智さんという伝説的ゲームクリエイターがアイディアをだしたものだったんですね。
彼が子どもの頃すんでいた東京近郊の街(町田)で、
彼が夏休みに虫取りしたりちゃりで湖まででかけたりした、そんな体験がベースになって
ポケモンの世界が構築されているとのこと。
世界観がしっかりしていると作るものはぶれないのでいいものができます(できるはず)。
これはなにもゲームやアニメだけでなく、家電やケータイも同じだと思うのですよ。
何かものを創造する業界では、これって共通なことなんじゃないかな。
技術者はこういう感覚を大事にして仕事をしてほしいなあ。
集中して読んで1日で読みきりました。
(「日本初の、親子で読める経済書」ってキャッチたけど、確かにルビはふってあるが、
ビジネスのしくみをいろいろ子どもさんに教えてあげないと無理やろ。)
以上です
10日までに5冊よんで、いったいどこまで記録が伸びるかとおもいきや、そのあとの20日間で2冊にとどまりました。
36℃とかなると、暑くて狂うので本をよむのは無理です。
===
1.セカンドウインド2 川西蘭さん ピュアフル文庫
ついうっかりして、前と違う出版社のほうで買ってしまった。
よって、1は小学館文庫、2はピュアフル文庫ということになってしまった。
前回より2年ほど時間が経過して、主人公は高校2年生になっています。
前作のレースの結果はどうだったんだ~(とおじさんは怒る)。
読んでいくうちに何があったかわかりますが、それが主人公のトラウマになっているんですね。
自分探しをして、たいぶ回り道をしますが、自分の道をみつけていきます。
果てしなく周回したまま自分がみつからない状態でなくてよかった。
いろんなものを体験して、自分で納得して先へすすんでいくのは、強いです。折れないです。
こういう子に幸せをつかんでほしいなあ、とおじさんは思います。
努力は裏切らないはず、だから。
今泉君がいいキャラに変身してたのは僕的に驚き。
2.いつか、ふたりは二匹(ミステリーランド) 西澤保彦さん 講談社
お昼寝すると近所のねこに乗り移って近所の犬と会話できる、って設定なんだけど、
すんなりと物語に入り込めてしまう。不思議だ。
私がミステリーが苦手なのは、おどろおどろしたのがすきじゃないから。
でもこの本や「ほうかご探偵隊」「ぐるぐる猿と歌う鳥」はそういうところがないので読みやすい。
「ぐるぐる鳥・・・」の文庫本を購入してみたらとても面白かったので調べてみると、
このミステリーランドというシリーズがあることを知った。
講談社の名物編集者さんがはじめた企画で、
「本を読み始めた頃の自分にプレゼントしたくなるような作品を書いて下さい」
と作家さんに執筆を依頼しているとのこと。
それで読みやすいのかな。
ミステリー苦手な人は、このシリーズから入ったらいいかもしれない。
ちび1号にあげたが、予想外に低評価だった。彼の趣味はわからんなあ。
3.ユウキ(福音館創作童話シリーズ) 伊藤遊さん 福音館
札幌の小学校が舞台です。6年になったサッカー少年ケイタが主人公です。
ケイタのクラスにやってくる転校生のなまえはいつも「ユウキ」でした。
ケイタはどの「ユウキ」とも仲良しでしたが、みんな転校して去っていきました。
ちょっとしょんぼりしたまま、6年の始業式がやってきました。
また転校生がいるようです。なんと、また「ユウキ」じゃありませんか。
やってきた4番目の「ユウキ」は女の子でした
ケイタやユウキたちの心の成長が鮮やかに描かれています。
4.円周率を計算した男 鳴海風さん 新人物文庫
和算を題材にとった時代小説としてはほかに算法少女もありますね。
算法少女は、子どもの成長をさわやかに描きますが、こちらは夫婦愛を描きます。
また、学問のあり方にも言及していて、
算法を公開することで議論の種を提供し発展をめざす人達と、
算法を秘伝にすることで利益を守りたい人達の葛藤も描かれています。
僕的にはこちらのほうが読みやすかった。
5.永遠の夏休み(ポプラの森) 折原みとさん ポプラ社
この人、少女漫画もライトノベルも書かはるんですね。守備範囲広いなあ。
なくなった親友との約束を果たすために山に冒険にでかける6年生男子3人の話です。
涙なしにはよめないと思う。
僕的には3.>5.なんだけど、ちび1号的には5.>3.らしい。
6.青木学院物語 山口小夜さん アルファポリス文庫
今月のおすすめはこれかな。
横浜の海沿いの北のほうが舞台で、そこの塾に通う5年生たちの2年間の日常が綴られます。
文体的に読みづらさはちょっと感じたのだけれど、
主人公たちの日常がきらきらしていて、ほんとまぶしいです。
生きるということがこんなに素敵だったのか、って改めて感じることができるでしょう。
これは筆者の実際の体験談をベースにしたそうですが、うらやましい青春時代だと思います。
ちび1号、今月の本の中で1押しだそうです。
7.ポケモン・ストーリー 畠山けんじさん、久保雅一さん 日経BP社
ポケモンがどういう過程を経てビジネスになっていったかの歴史を紐解きます。
ポケモン事件(ポケモンアニメで頻繁に光点滅するシーンを放送したところ、それを見た子どもが光誘発性発作を起こし600名余りが病院に運ばれ200名入院した話)も詳細に書いています。
内容がとても濃い本で、ポケモンビジネスに対するキーマンたちの姿勢というのが
とってもよくわかります。
ポケモンの作者ってだれなんだろうってずっと疑問だったのですが、
田尻智さんという伝説的ゲームクリエイターがアイディアをだしたものだったんですね。
彼が子どもの頃すんでいた東京近郊の街(町田)で、
彼が夏休みに虫取りしたりちゃりで湖まででかけたりした、そんな体験がベースになって
ポケモンの世界が構築されているとのこと。
世界観がしっかりしていると作るものはぶれないのでいいものができます(できるはず)。
これはなにもゲームやアニメだけでなく、家電やケータイも同じだと思うのですよ。
何かものを創造する業界では、これって共通なことなんじゃないかな。
技術者はこういう感覚を大事にして仕事をしてほしいなあ。
集中して読んで1日で読みきりました。
(「日本初の、親子で読める経済書」ってキャッチたけど、確かにルビはふってあるが、
ビジネスのしくみをいろいろ子どもさんに教えてあげないと無理やろ。)
以上です