今月は3冊です。
割と出歩いていたので、読書時間は少なめ。
===
1.聖の青春 講談社文庫 大崎善生さん
29歳で無くなったA級棋士村山聖の青春物語(ノンフィクション)。
彼の自己表現は将棋でした。そして、師匠森信雄や作者との出会いがありました。
ここまで鮮烈な生き方は、なかなかあるもんじゃありません。
生きるということを考えさせられます。
2.少年 新潮文庫 ビートたけしさん
作者は映画も作ったりするマルチな人という認識は多少もっていましたが、ここまで文章がうまいとは思わなかった。
この少年達は、たけしさんの原点なのでしょう。
とてもきれいな文章で、よく気持ちが伝わってきます。
3.明日の記憶 光文社文庫 荻原浩さん
これは泣けたなあ。1押し。
「アルジャーノンに花束を」は、いろんな世界が見えてくる喜びの過程と、それを喪失していく悲しみの過程があって前者があるんで救われるんだけど、
こちらは、プライベートではもうすぐ娘が結婚する、会社では要職にある、50代の主人公が、突然若年性痴呆になってしまう、そして自分の父が同じ病気だったので人よりその病気の深刻さがわかる、といった設定がすでに泣けてくる。
だんだん症状がすすんできて、過去の記憶と混ざり合って、それが消えていく過程は本当に切なく、泣ける。
最後の、山奥に行くシーンは、どこまでが現実でどこからが夢の中だったんだろう。
本当に妻に会えたのだろうか、それも自分の夢想の中の話だったんだろうか。
割と出歩いていたので、読書時間は少なめ。
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1.聖の青春 講談社文庫 大崎善生さん
29歳で無くなったA級棋士村山聖の青春物語(ノンフィクション)。
彼の自己表現は将棋でした。そして、師匠森信雄や作者との出会いがありました。
ここまで鮮烈な生き方は、なかなかあるもんじゃありません。
生きるということを考えさせられます。
2.少年 新潮文庫 ビートたけしさん
作者は映画も作ったりするマルチな人という認識は多少もっていましたが、ここまで文章がうまいとは思わなかった。
この少年達は、たけしさんの原点なのでしょう。
とてもきれいな文章で、よく気持ちが伝わってきます。
3.明日の記憶 光文社文庫 荻原浩さん
これは泣けたなあ。1押し。
「アルジャーノンに花束を」は、いろんな世界が見えてくる喜びの過程と、それを喪失していく悲しみの過程があって前者があるんで救われるんだけど、
こちらは、プライベートではもうすぐ娘が結婚する、会社では要職にある、50代の主人公が、突然若年性痴呆になってしまう、そして自分の父が同じ病気だったので人よりその病気の深刻さがわかる、といった設定がすでに泣けてくる。
だんだん症状がすすんできて、過去の記憶と混ざり合って、それが消えていく過程は本当に切なく、泣ける。
最後の、山奥に行くシーンは、どこまでが現実でどこからが夢の中だったんだろう。
本当に妻に会えたのだろうか、それも自分の夢想の中の話だったんだろうか。