今月は、感想を書き忘れていた分をあわせて14冊。月間記録更新。
なお、今年の合計は57冊。どこまで記録がのびるかな~
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1.ヒポクラテスの誓い 中山七里さん 祥伝社文庫
とある首都圏の大学医学部の法医学教室が舞台。
犯罪捜査の過程で、医学的所見を得るために遺体を解剖したりするのが法医学教室です。
解剖シーンはすごく迫力があります。
一見事件性のない遺体の解剖を繰り返すように見えますが、最後に共通項が見えてきます。
話のもっていきかたがうまいなー。
2.床下仙人 原宏一さん 祥伝社文庫
軽く読める話です。
読み終わった後は、なんだかありそうな話に思えてくるのが不思議だな~
3.舟を編む 三浦しおんさん 光文社文庫
国語辞典の編集部が舞台。
編集作業ってすごく稠密なんですね。理系センスが必要に感じる。
主人公が書いた漢文ラブレターは笑える。明治初期の人か?
4.なかよし小鳩組 荻原浩さん 集英社文庫
とある物語の続編のようなんですが、これだけ読んでも楽しめました。
登場人物のかけあいが面白いです。
なんだか、漫談を見ているような聴いているような気分になります。
30代バツ1父ちゃんの、娘との交流がリアルやな~
5.海に降る 朱野帰子さん 幻冬舎文庫
海洋研究開発機構が舞台。
女性主人公と男性主人公がでてきますが、両方ともファザコンだな。
開発者である父親の影響で、深海潜水艇パイロットを目指す女性主人公と、
研究者である父親が見た、日本海溝にいる未確認生物を探す男性主人公の
2つのストーリーが絡まりあいながらすすみます。
深海の描写がいいですね。マリンスノーはぜひとも見てみたい。
6.頼むから、ほっといてくれ 桂望美さん 幻冬舎文庫
トランポリンで世界を目指す5人の、少年~青年~成人になっていくお話。
最終的にはオリンピックにいけるのは2人だけ。
才能、努力、性格、それぞれに異なる5人の人生が鮮やかに描かれます。
7.夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦さん 角川文庫
京都のとある大学が舞台。たぶん京大周辺。
サークルの新歓コンパで見かけた黒髪の乙女に恋をした主人公。
どうやって彼女との接点をつくるか、彼女の姿をもとめて、京都の街を東奔西走します。
なかなか彼女との関係の外堀がうまっていかない、空振り感が笑えます。
彼女の天然キャラも面白い。
8.小説 君の名は。 新海誠さん 角川文庫
女の子と男の子が入れ替わる話ってよくあるから~、なんて思っていると見事に裏切ってくれます。
ただ入れ替わっているだけでなくて、パラレルワールドしてて3年前という設定がミソですね。
しかも、入れ替わりが終わってしばらくすると記憶が抜けていく…。
アニメ映画化されているそうで、ぜひとも見てみたいな。
9.炎路を行く者 守り人作品集 上橋菜穂子さん 偕成社
ヒュウゴが子供のときにあった悲しい出来事と、
バルサの15歳くらいのときの出来事の、2つのエピソードからになります。
これは、他の作品をすべて読んでから読んだほうがいいですね。
獣の奏者でいうと、「外伝 刹那」みたいな位置づけの本だと思います。
ヒュウゴの過去を知ることで、
守り人の本編での彼の行動、言動がより深さを増しますね。
一粒で二度おいしい。
10.青の数学 玉城夕紀さん 新潮文庫
青春数学小説。
青春小説というとスポーツや芸術が定番ですが、
これは、数学に熱い想いをささげる高校生たちの話。
スポーツや芸術だけでなくて、
数学オリンピックとか理科の研究発表にかける青春も素敵ですよ~。
何かを夢中になって追いかけることは若い人の特権だと思うのです。
11.村上海賊の娘(一) 和田竜さん 新潮文庫
12.村上海賊の娘(二) 和田竜さん 新潮文庫
13.村上海賊の娘(三) 和田竜さん 新潮文庫
14.村上海賊の娘(四) 和田竜さん 新潮文庫
これは一押しですね。
戦国時代に、瀬戸内海の覇権を握っていた海賊王の村上武吉。
その娘が主人公です。
この娘、
「兄弟の中で唯一父親の豪胆さをうけついでいて、海賊仕事に精を出す毎日をおくる、嫁の貰い手がない醜女(しこめ)」
という、ものすごい設定になっています。
この娘が、信長の時代の、石山本願寺の合戦や、木津川口の戦いで活躍します。
これはそのうち映像化されるだろうな~。
以上です
なお、今年の合計は57冊。どこまで記録がのびるかな~
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1.ヒポクラテスの誓い 中山七里さん 祥伝社文庫
とある首都圏の大学医学部の法医学教室が舞台。
犯罪捜査の過程で、医学的所見を得るために遺体を解剖したりするのが法医学教室です。
解剖シーンはすごく迫力があります。
一見事件性のない遺体の解剖を繰り返すように見えますが、最後に共通項が見えてきます。
話のもっていきかたがうまいなー。
2.床下仙人 原宏一さん 祥伝社文庫
軽く読める話です。
読み終わった後は、なんだかありそうな話に思えてくるのが不思議だな~
3.舟を編む 三浦しおんさん 光文社文庫
国語辞典の編集部が舞台。
編集作業ってすごく稠密なんですね。理系センスが必要に感じる。
主人公が書いた漢文ラブレターは笑える。明治初期の人か?
4.なかよし小鳩組 荻原浩さん 集英社文庫
とある物語の続編のようなんですが、これだけ読んでも楽しめました。
登場人物のかけあいが面白いです。
なんだか、漫談を見ているような聴いているような気分になります。
30代バツ1父ちゃんの、娘との交流がリアルやな~
5.海に降る 朱野帰子さん 幻冬舎文庫
海洋研究開発機構が舞台。
女性主人公と男性主人公がでてきますが、両方ともファザコンだな。
開発者である父親の影響で、深海潜水艇パイロットを目指す女性主人公と、
研究者である父親が見た、日本海溝にいる未確認生物を探す男性主人公の
2つのストーリーが絡まりあいながらすすみます。
深海の描写がいいですね。マリンスノーはぜひとも見てみたい。
6.頼むから、ほっといてくれ 桂望美さん 幻冬舎文庫
トランポリンで世界を目指す5人の、少年~青年~成人になっていくお話。
最終的にはオリンピックにいけるのは2人だけ。
才能、努力、性格、それぞれに異なる5人の人生が鮮やかに描かれます。
7.夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦さん 角川文庫
京都のとある大学が舞台。たぶん京大周辺。
サークルの新歓コンパで見かけた黒髪の乙女に恋をした主人公。
どうやって彼女との接点をつくるか、彼女の姿をもとめて、京都の街を東奔西走します。
なかなか彼女との関係の外堀がうまっていかない、空振り感が笑えます。
彼女の天然キャラも面白い。
8.小説 君の名は。 新海誠さん 角川文庫
女の子と男の子が入れ替わる話ってよくあるから~、なんて思っていると見事に裏切ってくれます。
ただ入れ替わっているだけでなくて、パラレルワールドしてて3年前という設定がミソですね。
しかも、入れ替わりが終わってしばらくすると記憶が抜けていく…。
アニメ映画化されているそうで、ぜひとも見てみたいな。
9.炎路を行く者 守り人作品集 上橋菜穂子さん 偕成社
ヒュウゴが子供のときにあった悲しい出来事と、
バルサの15歳くらいのときの出来事の、2つのエピソードからになります。
これは、他の作品をすべて読んでから読んだほうがいいですね。
獣の奏者でいうと、「外伝 刹那」みたいな位置づけの本だと思います。
ヒュウゴの過去を知ることで、
守り人の本編での彼の行動、言動がより深さを増しますね。
一粒で二度おいしい。
10.青の数学 玉城夕紀さん 新潮文庫
青春数学小説。
青春小説というとスポーツや芸術が定番ですが、
これは、数学に熱い想いをささげる高校生たちの話。
スポーツや芸術だけでなくて、
数学オリンピックとか理科の研究発表にかける青春も素敵ですよ~。
何かを夢中になって追いかけることは若い人の特権だと思うのです。
11.村上海賊の娘(一) 和田竜さん 新潮文庫
12.村上海賊の娘(二) 和田竜さん 新潮文庫
13.村上海賊の娘(三) 和田竜さん 新潮文庫
14.村上海賊の娘(四) 和田竜さん 新潮文庫
これは一押しですね。
戦国時代に、瀬戸内海の覇権を握っていた海賊王の村上武吉。
その娘が主人公です。
この娘、
「兄弟の中で唯一父親の豪胆さをうけついでいて、海賊仕事に精を出す毎日をおくる、嫁の貰い手がない醜女(しこめ)」
という、ものすごい設定になっています。
この娘が、信長の時代の、石山本願寺の合戦や、木津川口の戦いで活躍します。
これはそのうち映像化されるだろうな~。
以上です