時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ナイアガラの悲劇

2011年08月18日 | 

先日テレビで、ナイアガラの滝に落ちた日本人女性のことを報道していた。

この女性、どうやら、ナイアガラの滝近辺にある柵からナイアガラ川に落ち、そのまま流されて滝に落ちたらしい。

ナイアガラの滝。私も行ったことがある。

で、私がナイアガラに行った時も、おそらく、この女性がいたのとほぼ同じ場所のあたりで、私も滝を眺めた。

だから、この女性のいた場所のシチュエーションは、大体分かるつもりだ。

ナイアガラにはアメリカとカナダの国境にあり、滝自体は実は二つある。

アメリカ滝とカナダ滝の2種類あるのだ。

有名なのは、カナダ滝の方だ。一般にナイアガラの滝・・というと、たいがいカナダ側のナイアガラの滝のことをさす。

ナイアガラの滝の近くは町である。

町の中をナイアガラ川が流れ、突然の大地の段差で、ナイアガラの滝となって、膨大な水量の滝となって、大地の段差の下方に落ち込む。

川岸の街にはたくさんの観光客がいて、誰もが川岸に立って、すぐ眼の前を流れるナイアガラ川を眺められ、特に滝の落ち始めの地点から滝を真横から眺めることができる場所は、絶好の観光ポイント。

このあたりに、観光客は集中する。

ここでのナイアガラ川は大河という形容をしたくなるほど、圧倒的な流れである。

この場所では河原なんてものはなく、地形がいきなり町から川になる。

川岸には柵があり、一応人が落ちないように配慮されているが、ここは来訪者にとっては写真を撮りたくなる光景が眼前にあるのだ。

で、人によっては、柵に腰掛けて、自分ならではの写真を撮ってもらいたがる。

柵の向こうは、いきなりうねるようなナイアガラ川が流れている。そう、いきなり川。

その勢いはすさまじく、落ちたらあっという間に流されるだろう。

人間が抗えるような勢いではないのだ。泳ぐなんて絶対無理。

しかも、すぐ近くに、滝となって落下する段差がある。

あのポイントあたりで川に落ちたら、どんなものもナイアガラの滝となって落下するしかないのだ。

 

私が行った時も、柵に腰掛けて写真を撮ってもらってる人がいたように思うし、私自身もそうしかけた(笑)。

なんてったって、あの高名なナイアガラの滝だ。しかもその滝の上方・・・水が川から滝になる「落ちる瞬間」の風景が生で見れる場所。

ここで紹介した写真をご覧になっていただければご理解いただけるのでは。

この写真は、おそらくこの女性がいたであろう場所の近くで、私が撮った写真である。

 

なので、この女性が、柵に腰掛けて写真に収まろうとした気持ちは、正直私には理解できる。

軽率な行為かもしれないが、現地に行けばそういうアングルで写真を撮りたくなる人は、きっと多いと思う。

ただ、この女性は、運が悪かったし、楽観視しすぎたのかもしれない。

やはり柵には登らないほうがよかった・・というのは誰も思うことだろう。

あそこは、現地で見れば分かるが、非常に危険な場所でもあるのは一目瞭然。

なので、もう少し慎重になればよかったのに・・・とは思う。

とはいえ、同じような体勢で写真を撮る人は多いので、女性の気持ちも分からないでもないのだ・・。

なので、ただただ気の毒・・としか言えないなあ・・・。

なんとか見つかってほしいが・・・・。

 


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