私には、学生の頃から今現在に至るまで、夜、自宅で酒を飲む時に使い続けているグラスがある。
もう、かれこれン十年も使い続けていることになる。
こればかりは、物持ちがいい・・としか言えない。
その間、たまには愛用のグラスを変えてみようとしたことは何度もある。
でも、気づけば、このグラスに戻ってしまっていた。
今では、家で酒を飲む時は、このグラス以外は考えられないぐらいだ。
このグラスは、もともとはビールを飲む時にちょうどいいグラスなのだろう。
私は家で飲む時は、たいがい焼酎のウーロン茶割り。
このグラスは、ウーロン茶割りを飲むにも、ちょうどいい。
このグラスを使い始めた頃は、まさかこのグラスと何十年も付き合うことになるとは思いもしなかった。
気にせずに使い続けていたら、いつしかこんなに長い付き合いになってしまっていたというわけだ。
その間、落としたこともあったりはした。
だが、割れるまではいかなかった。頑丈なのだろう。
その頑丈さも、水分が入る量も、自宅で飲むには、私にちょうどいい。
というか、このグラスに入る分量が、家で私がウーロン割りを飲む時の、1杯の適量であり、基準になってしまっている。
もしもこのグラスが今後も割れないでいてくれたら、いつか私がこの世を去る時が来たら・・・このグラスは私の愛用品なので、極めて「私の思いがこもった」遺品ということになるだろうな・・・なんて思ったりする。何本かの愛用ギターと共に。
なにせ、何十年も使い続けているわけだから。
私の若い頃からオジサンになるまでを、このグラスは見続けていたことになるのだ。
もしも・・・何かのアクシデントで、このグラスが割れてしまったら・・・・かなりショックだろうなと思う。
盗まれるのも、まっぴらではある。
これだけ長い間愛用されれば、このグラスにとっては、私に出会ったことは本望に違いない(笑)。
あ、だから、ちょっとぐらい床に落ちても、割れないでいるのかな??
よし、その意気だ(笑)。