テレビの番組で「開かずの金庫」を開ける番組が最近は多い。
何十年も前の金庫をプロが解錠して開けた場合、中身は空っぽという場合は多い。
だが、たまに価値のあるものが出てくることもある。
だからこそ、視聴者の興味をひくのであろう。
もちろん、その金庫を受け継いでいる人の興味も。
私も「中に何が入っているのかな??」などと思って、つい注目してしまうこともある。
そういう番組を見てると、私はたまに思うことがある。
そりゃ、お宝が見つかれば一番いいだろうし、空っぽでも「ダメ元」だったと思える。
だが・・見つかったのが、先祖が人に見られたくないものであったら?
恥ずかしいものであったなら、どうであろう?
例えばラブレターなどはそうだろう。
それでも、それが古い金庫であれば、そのラブレターを書いた人も、あるいは貰った人も、もうこの世にはいない場合は多いだろうし、もうこの世にいないのでは、残された人は故人の青春を思って「切なさ」を感じたりもできるだろう。
だが・・中から出てきたものが・・恥ずかしさや「人に見られたくない度」がマックスクラスのものであったなら?
具体的には・・エロ本・エロ写真、避妊アイテムとかだったらどうであろうか?
何年も、何十年も金庫の中に封印(?)されて、プロによって解錠されたら、中から出てきたのが・・エロ本だったら・・・??
あるいは・・若かりし日の婆ちゃんのヌード写真だったりしたら・・。
その場にいる子孫や、それを見ている視聴者はどんな反応を示すだろう。
いや、視聴者は、笑って済ませられるかもしれない。
バラエティ番組的には、「オチ」がついた感じで、案外「おいしい」かもしれない(?)。
だが・・子孫は???
そしてなんといっても、それを隠した故人は???
「お前ら、よくもこんなものをさらしてくれおって!もう、お前らのことなど守ってやらんわい」
とでも思うかもしれない??
あるいは、、
「み~た~な~~~!」
、、、という声が聞こえたら、、、?
開かずの金庫をあける番組は数あるが、これまでにそんなことはなかったのだろうか。
・・・?!
あったとしたら・・そんな場合は、子孫がテレビスタッフに放送を自粛するように頼んだとか?
それとも・・・
「さすが、爺ちゃん。こんな所に隠すなんて。僕も真似しようっと。」
「ご先祖さま、相当エッチだったんだなあ。」
「よりによって、こんなの金庫に隠すなよ・・・」
「なるほど。ここなら見つからないわ。だって誰も開けられないんだもの。」
「まったくもう、ご先祖さまったら・・。お茶目なんだから。」
とでも思ったとでも言うのだろうか?
あるいは・・
「おお、これが前世期のエロ本ですか。これは貴重な庶民遺産です。」
「この女性はどんな人生送ったんだろう。」
「どの時代も、やることは変わらないんだね。」
「こんな刺激的な女性なら、タイムマシンで会いにいきたい。」
「前世期では、こういうプレイがあったのか。新発見です。」
「ご先祖さまがこういうのに刺激されたからこそ、今の私に繋がるのかもしれない」
とでも?
その金庫を開けたのが、もしも泥棒だったら、
「チクショー!なんだこりゃ!エロ本しか入ってねえじゃないか。ふざけるなバカヤロー、、、!」
とでも言うかもしれない(?)。
ともかく、開かずの金庫は、何が入っているかわからない。
時には、先祖が隠しておきたかったものだってあるはず。
人に見られたくなかったものだってあったと思う。
ということは・・・隠しておきたかったものの中にはエロ本があったっておかしくない気がする(笑)。
そういう意味では、蔵なんかにも言えるかもしれない。
蔵となると、それこそ江戸時代のものが隠されている場合もあるだろう。
蔵を隅々まで探したら、大量の春画が出てきたら・・?
まだエロ本がなかった時代の、エロ本みたいな存在が春画だったかもしれないし。
もっとも、春画の場合は、あまりにも古いために、かえって歴史的価値があるかもしれないが・・。
でも、隠した先祖様にとっては、見られたくないものだったかもしれない。
「ご先祖さまったら・・・」。
もしもテレビの番組で蔵探査みたいな番組があって、古い蔵を調査してこういうのが出てきたら、テレビで放送できるだろうか・・?
あ、ぼかしをいれるという手はあるね。
でも、見られたくないものを見られてしまった先祖様にとっては・・・。
更に・・その先祖様が歴史に名を残している偉大な人物だったとしたら、歴史的なイメージが台無しになってしまいそうな・・・。
本当は処分しておけばよかったのに、なまじ捨てきれずにいたがために・・・。
・・・こんなことをふと考えてしまった私、変ですか?
なお、写真はこの日記とは関係ありません。あくまでもイメージです。
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