巨人で坂本選手と言えば、巨人の歴史の中でも歴代ナンバーワンのショートだと思う。近年プライベートでのすったもんだがあったようだが、野球選手としての実力や実績は誰もが認めることであろう。
近年では、阿部選手などは巨人の歴代ナンバーワン捕手だったと私は思っている。
両者とも、守備と打撃の両方のバランスが素晴らしい。
近年、巨人の捕手で小林誠司選手のことが話題になることがある。
肩に関しては、歴代でも相当上位にくる肩の持ち主。
だが、いかんせん打撃が・・・。
そのため中々正捕手として定着できそうでできないできている。
思えば、例えば・・かつての巨人の捕手だった山倉選手なども、打率は決して高くなかった。
だが、彼には「意外性」の長打力があった。
ホームランをけっこう打っていたイメージが強い。
まあ、だからこそ「意外性の男」という異名をとっていたのだが。
打率の生涯成績の平均値は2割3分1厘。
山倉選手はキャリアハイだった年の打率は2割7分3厘で、なおかつその年はホームランは22本も打っていた!
捕手でこれだけ打てれば、文句など言われるはずがない。こういう人が下位の打順にいたら、相手にとってはイヤだったろうね。
その「意外な」長打力があったから、打率は低めても、あまりあれこれ言われなかった。
まあ、インサイドワークに優れていたのも大きいが。
だが、阿部選手は、場合によっては4番も撃てるほどの打力があった。
今後の巨人の中では、伝説の捕手と言われていくかもしれない。
それほどの存在だった。
だからこそ、その後釜に座る人は、どうしても偉大な前任者の阿部選手と比較されてしまう。
あれほどの捕手、そう中々出てくるものではないと思う。
彼に匹敵できる近年の捕手といえば、他球団だった城島選手、古田選手、くらいかもしれない。
守備力だけでなく、打撃力を含めた総合力という意味で。
今考えると、よく彼がメジャー挑戦を言いださなかったなあ・・と思うぐらい。
それほどの捕手と比較されてしまうのだから、小林選手は少し気の毒にも思う。
ただ・・さすがに阿部選手なみは無理でも、もう少し打撃がなんとかなれば・・・・1割台の打率というのは、ちょっと寂しいよね。
打率がせめて2割台前半ぐらいあるか、あるいは打率は仮に2割に届かない年があったとしても、ホームランを15本くらい撃てるとか・・。
そうであれば、あの肩の強さもあって、もっと早くから正捕手に定着してたと思うのだが。
前の捕手の阿部選手の打撃があまりに良かったので、あまり打てない小林選手の打撃が余計に目立ってしまうのではないか。
そういう意味では不運でもあるよね。
よりによって、前任者が、巨人歴代ナンバーワンクラスの捕手だったから。
せめて小林選手が、もう少し打てたら・・・リーグ屈指の捕手になれるかもしれないのに。イケメンだし、華もあるのに。もったいない。
同じような意味で、これまで巨人のショートのレギュラーの坂本選手の後釜になる人も大変だと思う。
どうしても坂本選手と比較されてしまうだろうから。
前任者が偉大だと、その後釜の人にかかるプレッシャーは大きいのだろうね。
期待値がそれだけ高いから。
で、厳しい目が注がれがちになるかもしれない。
はっきり言って坂本選手と同じぐらいやれるショートは、そうそう出てくるものではないと思う。
打撃も守備も、総合力で。
もちろん、こういうのはどのチームにでも言えるわけで。
いずれ…将来ヤクルトの村上選手の後継者になる人も苦労するのではないか。
まあ現時点では村上選手はまだ若いし、当分は安泰だと思うが。
あまりに傑出した選手がいると、その選手がいる間はいいけど、その選手が引退したら、その後釜の選手は苦労するのだろう。
なのでその辺のことは頭に入れて見ないと、ファンも選手もしんどいのであろう。
前任者が特別だったのだ・・ということで。
また、これは野球だけに限らないのだけどね。
私は昔ほどはプロ野球は見なくなったが、それでもたまに見ることもある。
そんな時、こういうことは・・・思う。
ただ・・・偉大な前任者に引けをとらない後釜選手が現れると、ことのほか嬉しいのは確か。
仮に現れるにしても、前任者の後にすぐに現れるというのは至難の業なんだろうね。
そのせいか選手の名前はほぼ知りません。もっとも野球やサッカーにはあまり興味なかったんですけどね。ただG球団が連覇を続けていた頃は、漫画やアニメの影響で半ば無意識のうちに刷り込まれていた感じでしょうか(笑)
今年は一般のニュースでもヤクルトの村上選手が取り上げられてましたので名前は憶えましたが、写真見せられてもきっと顔は分からないだろうな。
彼も大リーグ志向があるんですかね?
とはいえ。男ドアホウ甲子園のように主人公が阪神に入る漫画も好きでしたが。
あれから時代はかわり、テレビの野球中継は必ずしも巨人中心じゃなくなりましたし、球団のフランチャイズは各地に散らばるようになり、今もし私が地方に住む少年だったら、その地方に近いチームを応援してるでしょう。
今の私は、むしろ、「侍ジャパン」のファンです。
侍ジャパンなら、対立せずに皆で応援できますし。
ヤクルトの村上選手は、いやはや凄い選手になりましたね。
どうせなら、日本人による年間ホームラン数を61本打ってほしかったです。
バレンティンを抜く数字が61本ですから、それを越えてほしかったなあと思ってます。
まあ、侍ジャパンでは彼が4番になるでしょうね。