我が家にあるマーチン00-16シュタウファーと、コリングスのC10DX(デラックス)というギターは、ボディサイズが同じぐらいの、いわゆる小型ギター。
我が家ではこの2本は、ギターを4本セットできるギタースタンドに立ててある。
なので、同時にこの2本を引っ張り出して、交互に弾くことは多い。
ギターは、仮にボディサイズが似たサイズでも、メーカーが違うと音の傾向は異なる。
なので、同じフレーズを、同じ弾き方で、この2本のギターで弾き比べてみると、そのメーカーの個性や違いは分かりやすい。
ギターってのは不思議なもので、一度手に取ると最初はあれこれの弾き方で試すけど、弾いてると自然に、自分なりの「そのギターに適した」弾き方をするようになるもの。
この2本は、ピックよりも指で弾きたくなるギター。
この2本を手にすると、私は無意識のうちに指弾きになる。
コリングスの音は、よく「硬い」と表現される。
マーチンの00-16と弾き比べてみると、マーチンの音は優しく柔らかく、きれいな感じ。
一方、コリングスのC10DXは、マーチンと比較してみると、確かに硬い印象はある。
その硬さとは、ピーンと張ったような緊張感から醸し出されている感じ。
それは、マーチンの00-16が12フレットジョイントで、テンションが柔らかめなのに比べ、コリングスのC10DXは14フレットジョイントで指板が少し長めで、テンションがマーチンよりもあるからかもしれない。
ただ、その分音量はコリングスの方がある。
そして、音の跳ね返りがよく、弾いた音がすぐに前に飛んでゆく感じ。
優しいマーチンと、緊張感のあるコリングス・・・弾き手としては、そんな違いを感じる。
弾きやすさという意味では、どちらも甲乙つけがたい。
マーチン0016よりコリングスC10DXの方がテンション感があるとはいえ、弾きやすいという意味ではどちらも変わらない。
この2本のギターを弾く際、どんなスタンスで手にするかというと、ポロンポロン奏でるならマーチン00-16で、「さあ、弾くぞ」とかまえて弾くならコリングスC-10DXかな。
間違いなくいえるのは、どちらのギターも「良い」ということ。
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