時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

カップヌードルパーティと友情(?)

2019年03月26日 | 懐かしい系、あれこれ

 

 

ドラマ「まんぷく」によれば、カップヌードルが登場したばかりの頃は、あまり売れなかったらしい。

 

だが、私は案外やや早めにカップヌードルは食べていたと思う。まあ、発売直後ではなかったけど。

それにはきっかけがあった。

 

当時私の友人がなぜかいちはやくカップヌードルに関心を示し、食べていたからだ。

その友人は、自身がカップヌードルを食べて、けっこう感動したらしい。

で、周りの友人たちに、カップヌードルのことをふれまわっていたのだ。

「カップヌードル、あれはうまい!」「いいから食べてみろ!」などと。

 

その友人がどんなきっかけでカップヌードルを食べるようになったのかはわからない。

彼が新しモノ好きだったのか。

あるいはその友人は元々ジャンクフードが好きだったのだが、彼にとってはカップヌードルがジャンクフードに見えたのか。

 

ちなみに、私は、カップヌードルが出た時、ちょっとしたジャンクフードに見えていたのを覚えている。

同じ即席めんなら、袋入りの即席めんなら1食になるが、カップヌードルだと「つなぎ」にはなっても1食分にはならなそうに私には見えていた。おやつには試してみてもいいかな・・ぐらいは思っていたかもしれない。

そう、私にはカップヌードルは量的に物足りなく見えていたのだ。で、おやつにするには子供にとっては値段が高く思えたのだ。だから私は発売された直後には飛びつかなかったのだと思う。

 

そんなある日、その友人が家に私を誘った。

「俺んちに皆、泊りに来い。そして夜は、皆でカップヌードル食べようぜ。」と言って。

 

私にとっては仲の良い友人だったので、行ってみた。

何人かの友人が集まっていた。彼の部屋は母屋から独立した部屋になっており、家族の玄関とは別に、彼の部屋には独自の入り口から入ってゆくことができた。

 

で、彼の部屋に数人で集まり、わいわいがやがやがはじまった。

そして時間は夜になり、そろそろ夕飯の時間になった。

それ以前なら、皆で外出し、近くの飲食店で夕飯を食べたのだが、その日だけは違った。

彼の部屋にはテーブルがおかれ、皆でカップヌードルを食べ始めたのだった。

 

そのカップヌードル、彼の家が我々に出してくれたものだったのか、あるいは我々ひとりひとりがカップヌードルを買って持ち込んだのか・・それはもう覚えていない。

 

とにもかくにも、彼の家に集まった全員で、発売されて間もない頃のカップヌードルを食べ始めた。

私にとっては、カップヌードルを食べたのは、その時が初めてだったと思う。

 

で・・

 

食べてみたら、これが確かにうまかった。

 

カップヌードルをその時に初めて食べた奴は、私以外にもいたと思う。

 

皆で「おお、これはうまい」「便利」などと言い合いながら食べたんだと思う。

 

私らを自室に呼んだ友は、「どうだ、うめえだろう?!」と言いながらニコニコしていた。

まるで彼が発明した食べ物であるかのように(笑)。

カップヌードル初体験のメンバーもいたので、ちょっとした感動もあったと思うし、皆で集まってカップヌードルを皆で食べるその光景は、「カップヌードルパーティ」だった。

すぐに食べ終わってしまったけど(笑)。

 

 

私にとっては初めて食べたカップヌードルは「目からうろこ」のような食べ物だった。

 

正直、量的には、やはり物足りなかった(笑)。

もっと食べたくなったから。

 

だが、カップヌードルの魅力は、その時よくわかった。なにより、具が入っているのは大きかったし、手軽さもよかった。

 

それ以来、たまに私もカップヌードルを買うようになった。

具が入っているぶん、袋の即席めんよりもグレードが上のように思えたので、値段が袋めんより高いのは仕方ないと思うようになった。

 

その後・・伝説の「浅間山荘事件」が起き、事件現場で警察関係者が非常食のようにカップヌードルを皆で食べてる光景がテレビ画面に映り、カップヌードルは一気に世に広まった。

一応私は、その「浅間山荘事件」が起こる前からカップヌードルは食べていたことになる。

それには、いち早くカップヌードルを食べ、その魅力を周りの友人たちに広めていた友人の存在は大きかった。

 

今考えると、カップヌードルを皆で食べるために、友人宅に皆で集合し、そこでカップヌードルパーティが開かれたなんて、うそのようではある。

新しい食べ物が登場したことへの、ちょっとした心の浮遊感や、カップヌードルへの特別感があったのかもしれない。

でも、楽しかったのは覚えている。

カップヌードルをきっかけにして皆で集まれたのが楽しかったのだろう。その日は、確か・・・そのまま彼の家に皆で泊まったと思うから。

で、友人同士の仲も深まった・・のであったろう。

友人宅に泊まる・・・ということは、当時は私の中では新鮮だったと思うから。

 

それにしても・・・カップヌードルだけでパーティを開けたなんてねえ・・(笑)。

今では、カップヌードルを皆で食べるために集まる・・なんてことは、まずないであろう。

カップめんは今ではごく日常的な食べ物になっているし、種類も多数ある。

 

 

以上、カップヌードルが出たばかりの頃の、私の周りでのカップヌードルにまつわる逸話でした。

 

 

 

ちなみに、カップヌードルを周りに広めていた友人や、その親は、カップヌードルの会社の関係者というわけではなかったので、念のため。

 

 

 

 

 

 

 

 


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8 コメント

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初めまして (lemonwater2017)
2019-03-27 03:11:25
初めまして(だと思うんですが)、象が転んだです。

私の場合、”金ちゃんヌードル”だったですね、カップ麺の初体験は。お歳暮かなんかで一箱もらって、毎日の様に食べてました。カップヌードル(日清)よりもあっさりしてて一番のお気に入りでした。

それまでインスタラーメンと言えば、棒ラーメンくらいだったか。50台中盤となると話が古くなりますね(笑)。

ドラマ”まんぷく”で登場するチキンラーメンは不味くて食えなかった。だからカップヌードルは今でも苦手です。味付けがシツコすぎると言うか。でもドラマは面白いです。

ただこのカップラーメンこそが日本の食文化をひっくり返した様な気もします。
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Unknown (だんぞう)
2019-03-27 08:48:43
金ちゃんヌードルですか?
すみません、よく知らないです。
もしかしたら過去に食べたことがあるのに忘れてるだけかもしれませんが、、、。
カップ麺はこれまでにあまりにも多数の種類が出てきましたものね。


チキンラーメンは私は袋麺時代よりもカップ麺になってからよく食べるようになりました。
味の好みは人それぞれですよね。


カップヌードルは、私にとっては、いつもはあれこれ色々なカップ麺を食べてても、時々「帰ってきたくなる味」です。
なので、消えてしまったら困る存在、、、そんな感じです。
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Unknown (鮎川愛)
2019-03-27 11:28:25
今回、だんぞうさんの話を聞いて、私は1つ悲しい想いがあります。


それは現在の子供たちは、家庭用品から食品など、あらゆる物まで、すでに見馴れています。


「真新しい、画期的な品物」という品物が無いために、感激感動する精神が極めて稀薄なことです。


幼稚園児でさえ携帯電話やタブレットを操作し、使用している時代です。


カップ麺も、全く珍しくない時代です。

今の子供たちは、物は便利になったけれども、心は貧弱だな…と常々思います。

尤も大人たちの問題も全く変わりませんけどね。


日清カップヌードルの画期的・革命的な誕生は、日本の食生活を明らかに激変させました。


今現在は、そのような品物が登場する可能性さえ全く考えられませんね。
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Unknown (だんぞう)
2019-03-27 17:22:04
そうですね、かつては画期的だった商品が、今では「あることが当たり前」の商品になってますね。
携帯などもそうですね。

もしタイムマシンがあったとして、今から50年後、100年後の世界に行ったら、今の我々が想像もつかないようなものは、どれほどあるんでしょうね。
想像もつかないような商品はきっとあるんでしょうが、その世界に住む子供たちには、当たり前のものになってるんでしょうね。

今現在、空を飛べる自動車を開発してる人たちがいますが、いずれはそれも当たり前のものになる時期がくるかもしれませんよ。
返信する
Unknown (捨丸)
2019-03-27 23:10:13
カップヌードルを知ったのはいつだったかな?
多分ローカル局でやってた若者向け情報番組だったと思います。
その番組の中でカップヌードルは毎週プレゼントとして登場してました。
その時はヌードルという言葉も知らず、まさか麺が入っているとは知りませんでした(笑)

実際に食べたのは…うん、もう二十歳に近かったように記憶してます。

でも私は…カップスター派でした。
♪カップスター、食べたその日から〜虜になりました、ハッフっほ♪(笑)

今は…とある理由でカップ麺は食べません。もっぱら袋麺オンリーですね。

朝ドラ「まんぷく」もあと数話、全体的に明るい雰囲気のドラマでしたから
今回は一応全話通して観てました。

次の「なつぞら」というドラマは日本のアニメ創成期を舞台に、
アニメーターを目指す一人の女性が主人公だとか…これはこれで楽しみな題材ですね。

空飛ぶ車って、もう随分と前から話を聞いてますが、なんか現実味がないというか(笑)
開発した!って話と写真なんか見ると、「これって飛行機じゃん」って感じ。

以前読んだ本では、確かにうんと小型化し翼やプロペラに頼らないシステム、
そして何より現在の自動車サイズのものが実現するのもそう遠くない話だとか。
でも、その交通機関を活かすためには街を丸ごと造らなければならないそうです。

でも、やっぱり100年後には今では考えられないような車が街を走り回る…
いえ、飛び回ってるんでしょうね。
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Unknown (だんぞう)
2019-03-28 10:43:11
カップヌードルが景品に?
食べたことがなかった人には良いきっかけになったかもですね。

捨丸さんはカップヌードルを食べたのは、意外に遅めだったんですね。

カップスター、私も食べました。
でも、どちらかというと私はカップヌードル派でした。
なんか、「基本」という感じがしたんです。

カップヌードルの手軽さに慣れ切ってしまうと、袋めんは少し面倒に感じてしまっています。
自分で調理しないといけないですからね。
また、カップめんには具が入っているというのも大きいです。

まあ、袋めんのほうが安いですけどね。

なつぞら・・・今度はアニメーターですか。
いろんな題材を持ってきますね。
少女漫画家だったり、カップ麺の発明者だったり、そのほか。

空飛ぶ車に関しては、反重力が開発でもされない限り、翼は必要になるでしょうね。
ロケットエンジンなんか搭載したら、周りの車・・・とくに後ろにいる車に多大な迷惑をかけるような・・。


なんにせよ、空飛ぶ車が開発されたら、それ用の免許は必要になるでしょうね。
普通の車の免許だけでは、無理だと思います。

あと、電線に引っ掛かる危険性もあるので、電線を完全に地下化するのも必須のような。

でも、乗ってはみたいです。
返信する
カップヌードルとの出会い (showacho)
2019-04-21 10:53:50
 ちょっとご無沙汰でした。
ハイラーメンshowachoです。
昨夜町内会行事がひと段落し、ほっと一息の日曜日です。(^。^)
 で、カップヌードルとの出会いですが、確か、中学入学間もないころ、今は多分もうない漫画雑誌の少年キングにて、マンガでない、冗談コラムのようなページで、「ねえねえ、カップヌードルって知ってる?カップにお湯を注ぐとね、かわいいヌードお姉さんの人形が飛び出すんだよ!」と。ヒトコマ漫画のようなコラムだったのですが、純情に色気が芽生え始めた小僧の私は、その色気たっぷりの挿絵に目を丸くし「へえ、とうとう、そんなものまで、世に登場しましたか!?」と。つまり、真に受けてしまったわけです。
 本当のカップヌードルを知ったのは、「ヤングオー・オー」という、桂三枝をはじめとする若手落語家たちによる若者向け番組のCMにおいてでした。だんぞう様同様、(あれでお腹たまります?)と懐疑的だった記憶がありますが、それよりなにより「なんだ、カップに入った、即席めんのことだったの?かわいいお姉さんじゃなかったのか!」人様に言わずにいてよかったと、心中ひそかに赤面した思い出があります。はい。
 実際に初めて食したのは、どなたかもおっしゃっておられた「金ちゃんヌードル」(徳島製粉)です。当静岡地区ではごく普通に食べられますが、全国版ではないかもしれませんね。ハイラーメンほどの超ローカルではないかとは思いますが。発売当初の味わいは、わがハイラーメンに極めて近く、今に至るも大のお気に入りです。そのCM、売れて名を挙げた後年こそ、萩本金一さんを起用しておりますが、当初は、見たこともないような坊主頭の野暮ったい芸人さん(?)のお兄さんが、早口で「金ちゃんヌードル!エビ肉玉子、ネギしいたけ」と関西風のイントネーションでまくしたてるものでした。あのお兄さん、いったいだれだったんでしょうか?
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Unknown (だんぞう)
2019-04-22 16:56:07
ヌードルという言葉とヌードという言葉を引っ掛けたダジャレみたいなネタの漫画だったんですね。

お湯をかけて人形が飛び出す、、、ってのは、なにやらシュールですね(笑)。

ヤングオーオー、、、なにやら聞き覚えがあるような、、、でも、内容は思い出せません。

カップヌードルは、それ一杯では若い人にはお腹一杯にはならず、もっばらコンビニ弁当やコンビニおにぎりにプラスアルファでつけるスープ代わりにすると、お腹一杯になりました。

金ちゃんヌードルもハイラーメンも私は無縁でした。
食べたことないかもしれません。

だから、まったくわからないでいます。

すいません、不勉強で。
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