時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

命がけの拒絶

2009年12月24日 | 日々の、あれこれ
先日、病院に行って、診察待ちをしてたら、ずいぶん奥のほうの診察室から子供の絶叫が聞こえてきた。

それは、ロビーの待合室全体に響く、さながら怪獣のような声だった。

「やだよー!」

「やだ~~」

「ウワ~~~~~~ッ!」

「あ゛あ゛あ゛!!」

「絶対やだよ~!」

いやはや、いろんな拒否シャウトがロビーに響き渡る。

一体、どんな病気で、どんな治療をしてるんだろう。

待合室にいる人たちは、少し苦笑しながら、声の方角をチラリ&チラリ。

子供の絶叫は途切れない。

暴れる子供をなだめる何人かの声も聞こえる。
親や、数人の看護婦の声だ。

きっと、あまりに暴れるので、治療が進まず、かえって長引いているのかもしれない。

付き添いの人に同情するやら、医者に同情するやら・・・。


お医者さん、看護婦さん、お母さん、ご苦労様です。

まあ、子供は可愛そうではあるが、ほっておいたら悪くなる病気なら、ここは我慢なのだ。
そう、困ったことに、我慢しなければしないほど、治療はかえって長引くんだよね。


そういや、私も子供のころに中耳炎の治療(だったかなあ)を受けた時に、泣いた覚えがある。

その時、付き添っていた母が、アトムの話をしたり、絵本を見せたりして、なんとか私の気を紛らわせようとしてたっけ。

先生は苦労しただろうな・・。


今回のこの絶叫少年、その後一体どうしただろう。
どうなっただろう。


なにせ、絶叫が続くうちに私の番号が呼ばれて私は自分の診察室に入ったからね。



だだをこねる子供ってのは、あちこちで見かけるが、これほどの「拒絶」の絶叫を長時間聞いたのは、久々だった。
なにやら「命がけ」の絶叫、命がけの拒絶にも聞こえたからね。

命がけの絶叫は・・さながら怪獣の鳴き声のような迫力なのだ。

音声を加工すれば、怪獣番組に出てくる怪獣の鳴き声にだって使えるに違いない(?)。


ともあれ、医者は・・医療は・・・大変な仕事だなあ。

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