バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

バリウム初体験の記

2012-06-05 14:08:58 | ライフスタイル
 今年もやってきました,癌検診ラッシュ。
 いつもスルーしていた、胃癌検診を今年こそは受けてみようと思った。
 これは思い立った時気ままに受診というわけにはいかない。前日夜以降絶食しないといけない。水も飲んではいけない。そのあたりのこと忘れて、また今度となってズルズル先延ばししているうちに期限切れていた、ってことになりそうだから夜10時以降絶食!と手帳にもトイレのカレンダーにも記入しておいた。なのに、食べてしまった。ふと気づいたのは制限時間の15分前。というわけでギリギリセーフ。
 なぜいつもスルーだったかというと、その検査がしんどそうだから。バリウムを飲むということ。あれはまずい、とか、飲んでる途中でゲップしちゃった等事前情報は十二分にあった。。
 検査会場は高齢者ばっかり。それも皆余裕な顔している。これからまずいもの飲むんだという悲愴感はない、ような気がする。隣のおばあさんは話しかけたそうだったけど、読みかけの本を読みきる予定だったから、顔を上げずに一気に読み終わる頃順番はやってきた。
 バリウムはいつ飲むのか。その疑問が解けないまま着替え検査カーに乗り換えると。2人前の人がまさにその時飲んでいた。「ウエッ」って顔している。あー、やだ。あれ飲むのか。そして次ぎの人が飲む。そのおばあさんは最後にドロッとしたバリウム飲むところで,いく分床にこぼしてしまった。担当の人が床を拭いている最中、「すみません」と言いながらかがんでいる。しゃべったりかがみ込んだりして、大丈夫なのかな。ゲップ出ちゃわないのかな。
 そしてやって来た我が順番。「初めてなの?」と問診票に大きく赤丸ついた「初」マークを見た担当者は、床を拭きながら飲み方の注意点を細かく早口で教えてくれた。

 終わってしまえばなんてことはない。まったく問題なく飲めた。ちょっとゲップしちゃったけど、それを言ったらその瞬間にもっと出てしまいそうだから、何も言わず。

 さて次ぎは下剤をすぐ飲むこと。
 下剤というものを飲んだことはない。まったくないわけじゃないけど、仲良しではない。だから飲んだらどうなるのか、いまいちイメージがわかない。
 すぐ1錠飲むこと。今日は水分をたくさんとること。腸でバリウムが固まりやすくなるから、牛乳は飲んではいけないこと等を説明を受けていた。車に乗ってすぐ1錠飲む。家に着く前にお腹いたくなるのかとおもいきや、説明読むと4、5時間後に効いてくるというから、ナーンだそれじゃ調度バネ始まる頃じゃんと、思いながら帰る。
 そんな出来事を忘れ、生徒達がそろそろ入ってくる頃にふと気づいた。あれ、そういえばお腹なんでもない。ぴくりともしない。むしろ無動すぎるような気がする。最後に担当者が言っていた、「固まるから牛乳飲むな」という「固まる」という言葉が蘇る。もしかして、バリウム固まった?心なしか右脇腹痛し。その辺りが固いような気もする。あわてて残りの3錠一度に飲む。それから数時間後、授業終えても腹は無動のまま。うーん、これは相当まずい状態かもしれない。夕食どころではない。
 ネットで調べると、腸で固まって大変な思いをしたという話しがゴロゴロ出て来た。こんなことならバリウム飲むことだけでなく、飲んだ後始末についても事前によく調べておくんだった。
 
 明日は病院だな。重たい気持ちで床に着く。
 
 そして夜中3時にやって来た。やれやれ。