今となってはかなりレアなボトルが一斉に入荷致しました!!
今回は酒屋等ではなく、個人所有のボトルを購入しました。
液面が低下しているものもあり、特に陶器ボトルなどは状態に不安な部分も
ありましたので店主自ら開封し、テイスティングもしてみました。
コルクは予想通り全て状態不良でしたがなんとか開封し、
代わりのコルクで栓をしています。
そんな状況でしたので、味わいにもかなりの懸念があったのですが、
これがまたどうしてナカナカ。
オールドボトル感は出ていますが味わいはしっかり、旨いですっ!!
通常よりもかなりリーズナブルに購入致しましたので、
ショット価格も大変飲みやすい設定とさせていただきました。
普段はシングルモルトのご紹介が多いですが、
時にはコニャック、アルマニャックの世界も覗いてみてはいかがでしょうか?
シャボー・ナポレオン
1980年代流通品。表記はありませんが40%でしょう。
当時アルマニャックの輸出実績トップの銘柄で、現行品は
今でも酒屋などで見かけます。
アルマニャックらしい野性的な香りと腰のしっかりとした味わい
が楽しめます。 当時の定価だと15,000円也!!
開栓日:2012年11月19日 ワンショット価格:1,200円
メタクサ・センテナリー
メタクサはギリシアのブランデーで、マスカット・ワインやハーブ
などを添加するのが特徴で、リキュールのような独特の甘みを
持っています。
このセンテナリーは操業100周年(1980年創業)を記念して造ら
れたもので、ブルーの美しい陶器の描かれているラベルには18金
が使われています。
独特の甘みと強い芳香があるので好みは大きく分かれるところ。
ちなみにKozyはちょっと苦手とする味わいですが、パフューム系の
モルトが好きな方は意外とハマるかも。
開栓日:2012年11月19日 ワンショット価格:1,200円
「WHITE HEATHER BAGPIPER」 750ml,43%
ホワイトヘザー バグパイパー
ホワイトヘザーは当時アベラワー蒸留所を所有していたキャンベル社
の子会社であるホワイトヘザー・ディスティラリー社が手掛けていたウ
イスキーで、アベラワーを中核にブレンドされていたそうです。
1987-88年の銘酒辞典で、15年が25,000円とあるのに対し、こちらは
なんと120,000円の表記が!
陶器代もあるのでしょうが、それだけ中身も豪華なブレンドなのでしょうか?
色合いは薄めのゴールドカラーでそれほど長熟というわけではなさそう。
麦の香りが強く、味わいも麦芽の甘みがしっかりと感じられ、フィニッシュは
フルーティーさもともなっています。陶器瓶なのにアルコールがへたった感
じが全くしないのに驚きです。
開栓日:2012年11月19日 ワンショット価格:1,200円
クルヴァジェ・ナポレオン
1980年代前半~半ばにかけてのボトルです。
1987~88の銘酒辞典では既にデザインが変更されているので、
それ以前の流通品でしょう。
ラベル下部に
KOREA TOURIST SERVICE INC
DUTY FREE AIRPORT SALES
と記載があるので韓国の免税店で購入したものなのでしょう。
一抹の不安を覚えましたが、開けてみると香りは非常に馥郁
たるもので、嗅いでいるだけでうっとりとしてきます。
ちょっとカラメル系の甘みを感じたのが気になりましたが味わいも
優雅で美味。1984‐85の銘酒辞典では定価28,000円となっています!!
開栓日:2012年11月19日 ワンショット価格1,200円
L'EMPEREUR NAPOLEON 1er 1769-1969」
カミュ・バイセンテナリー・ナポレオン・プルミエ
ご存じカミュのブックシリーズですが、こちらは皇帝ナポレオン
の生誕200周年を記念してリリースされたボトル。
当時の銘酒辞典などは持っていないので詳しくは分かりませんが、
恐らく1969年にリリースされて主に1970年代に流通していたのでしょう。
1984-85年の銘酒辞典でインペリアル・ブックが80,000円になって
いますから、当時はそれに輪をかけて高価だったことでしょう。
こちらのボトルは液面がほとんど減っておらずびっくりしました。
程良く色づいた琥珀色に、樽香で消されていない繊細なブドウの香り。
ソフトながらもドライでしっかりとした口当たりに儚げなフィニッシュと、
完成度の高いコニャックの味わいです。
開栓日:2012年11月19日 ワンショット価格:1,500円