とうとう来てしまった、もう夢だとは思えない。
キリ「では、空さん、ついてきてください。」
ソラ「その前にひとつきいてもいいですか?」
キリ「なんでしょう?」
ソラ「女神様ってどんな人なんですか?」
キリ「そうですね・・、変わったお方です。」
変わった人がそう言っているのだから相当変わっているにちがいない。
そのあとはだまってキリさんのあとについていった。
聞きたいことは全部その女神って人にきいてやろうじゃないの!
キリ「着きました、では私はこれで。」
ソラ「えっ、キリさんは来てくれないんですか!?」
キリ「女神様はあなたと2人だけで話がしたいとか。」
・・・天使族のボスと一対一(タイマン)でお話・・・・。
不安すぎるっっっ!ええい!どうにでもなれ!
勢いあまって部屋のドアをおもいっきり開けてしまった。
そこにはもうひとつドアが・・いや、襖(ふすま)があった。
わけがわからないまま今度はゆっくりと襖を開けた。
そこには着物を着た、長い髪の、美しい女性がいた。
当然羽を生やしているのだが、お母さんやキリさんよりもずっと立派で4枚も羽を生やしていた。
部屋の中は畳(たたみ)になっており、障子(しょうじ)まである。
やはり不思議なことが絶えない。
女神「お待ちしておりました、どうぞ、座って。」
くつを脱いでたたみに座ると、お茶を渡された。
女神「どうぞ。」
ソラ「あっ、ありがとうございます。」
こんな状況でよくお茶が飲めるものだと自分に感心した。
女神「お茶はお好き?」
茶道部である紗江によくもらっているのできらいではなかった。
ソラ「ええ、まあ・・。」
女神「では和菓子もどうぞ。」
抹茶のようかんなどが出された。
ソラ「はっ、はい、いただきます・・・。」
女神「そんな緊張なさらなくてもいいですよ。」
緊張しないほうが無理だと思った。
和菓子を食べている私を女神様はきれいな青い瞳で見つめながら言った。
女神「やっぱり・・・、いきなり自分は天使だっていわれても困るわよね。」
急に本題に入られたのでびっくりして菓子がのどにつまってむせた。
女神様は「だいじょうぶ!?」と言ってお水をくれた。
落ち着いてきたので私はやっとしゃべることができた。
ソラ「あの、天使っていってもなにをすればいいんですか?」
女神「簡単に言えば人助けね。」
ソラ「人助け・・ですか・・・・?」
女神「そう、人の心に住み着いたダークマインドを排除するの。」
ソラ「だーくまいんど・・?」
女神「悪い精霊のこと、人間の怒り、憎しみ、ねたみ、欲望とかをえさにしてどんどん凶暴になるの、ダークマインドに取りつかれた人間はそういった感情がおおきくなって犯罪事件を起こしたりするわ。」
ソラ「ダークマインドを排除して人を助けることが天使の仕事ってことですか?」
女神「そうよ、協力・・・してくれるかしら?」
すごく迷った、やっぱり天使になるって大変なことだって思った。
女神「無理に言ってるわけじゃないの、危険な仕事だし、断っても誰も責めたりはしない、現に天使の仕事をする人は少ないわ、それにまだ中学生なんだし・・・。」
女神様は優しい人だと思った、ちゃんと私のこともかんがえてくれている、混乱している私を気遣ってくれた、それに、私は自分にできることを精一杯やりたいという気持ちになった、こんなことは初めてだった、だから・・・
ソラ「私、やります。やらせてください。」
女神「無理しなくていいのよ?」
ソラ「無理なんてしてません、それにやる人が少ないんでしょう?私は女神様を、多くの人たちを助けたいです。」
女神「そう・・・ありがとうソラさん、やっぱり似ているわね・・・。」
ソラ「似ている?誰にですか?」
女神「もちろん、あなたのお母さんによ。」
なんだかお母さんを誇りに思った。
女神「では、あなたに天使の力を授けます。」
女神様は両方の手のひらを向かい合わせた、するとまぶしい光が部屋一面に広がった次の瞬間。
ソラ「私・・・羽があるの・・・・?」
女神「そこにある鏡を見てごらんなさい。」
そこには金色の長い髪で青い瞳をした私・・・・「天使」がいた。
キリ「では、空さん、ついてきてください。」
ソラ「その前にひとつきいてもいいですか?」
キリ「なんでしょう?」
ソラ「女神様ってどんな人なんですか?」
キリ「そうですね・・、変わったお方です。」
変わった人がそう言っているのだから相当変わっているにちがいない。
そのあとはだまってキリさんのあとについていった。
聞きたいことは全部その女神って人にきいてやろうじゃないの!
キリ「着きました、では私はこれで。」
ソラ「えっ、キリさんは来てくれないんですか!?」
キリ「女神様はあなたと2人だけで話がしたいとか。」
・・・天使族のボスと一対一(タイマン)でお話・・・・。
不安すぎるっっっ!ええい!どうにでもなれ!
勢いあまって部屋のドアをおもいっきり開けてしまった。
そこにはもうひとつドアが・・いや、襖(ふすま)があった。
わけがわからないまま今度はゆっくりと襖を開けた。
そこには着物を着た、長い髪の、美しい女性がいた。
当然羽を生やしているのだが、お母さんやキリさんよりもずっと立派で4枚も羽を生やしていた。
部屋の中は畳(たたみ)になっており、障子(しょうじ)まである。
やはり不思議なことが絶えない。
女神「お待ちしておりました、どうぞ、座って。」
くつを脱いでたたみに座ると、お茶を渡された。
女神「どうぞ。」
ソラ「あっ、ありがとうございます。」
こんな状況でよくお茶が飲めるものだと自分に感心した。
女神「お茶はお好き?」
茶道部である紗江によくもらっているのできらいではなかった。
ソラ「ええ、まあ・・。」
女神「では和菓子もどうぞ。」
抹茶のようかんなどが出された。
ソラ「はっ、はい、いただきます・・・。」
女神「そんな緊張なさらなくてもいいですよ。」
緊張しないほうが無理だと思った。
和菓子を食べている私を女神様はきれいな青い瞳で見つめながら言った。
女神「やっぱり・・・、いきなり自分は天使だっていわれても困るわよね。」
急に本題に入られたのでびっくりして菓子がのどにつまってむせた。
女神様は「だいじょうぶ!?」と言ってお水をくれた。
落ち着いてきたので私はやっとしゃべることができた。
ソラ「あの、天使っていってもなにをすればいいんですか?」
女神「簡単に言えば人助けね。」
ソラ「人助け・・ですか・・・・?」
女神「そう、人の心に住み着いたダークマインドを排除するの。」
ソラ「だーくまいんど・・?」
女神「悪い精霊のこと、人間の怒り、憎しみ、ねたみ、欲望とかをえさにしてどんどん凶暴になるの、ダークマインドに取りつかれた人間はそういった感情がおおきくなって犯罪事件を起こしたりするわ。」
ソラ「ダークマインドを排除して人を助けることが天使の仕事ってことですか?」
女神「そうよ、協力・・・してくれるかしら?」
すごく迷った、やっぱり天使になるって大変なことだって思った。
女神「無理に言ってるわけじゃないの、危険な仕事だし、断っても誰も責めたりはしない、現に天使の仕事をする人は少ないわ、それにまだ中学生なんだし・・・。」
女神様は優しい人だと思った、ちゃんと私のこともかんがえてくれている、混乱している私を気遣ってくれた、それに、私は自分にできることを精一杯やりたいという気持ちになった、こんなことは初めてだった、だから・・・
ソラ「私、やります。やらせてください。」
女神「無理しなくていいのよ?」
ソラ「無理なんてしてません、それにやる人が少ないんでしょう?私は女神様を、多くの人たちを助けたいです。」
女神「そう・・・ありがとうソラさん、やっぱり似ているわね・・・。」
ソラ「似ている?誰にですか?」
女神「もちろん、あなたのお母さんによ。」
なんだかお母さんを誇りに思った。
女神「では、あなたに天使の力を授けます。」
女神様は両方の手のひらを向かい合わせた、するとまぶしい光が部屋一面に広がった次の瞬間。
ソラ「私・・・羽があるの・・・・?」
女神「そこにある鏡を見てごらんなさい。」
そこには金色の長い髪で青い瞳をした私・・・・「天使」がいた。