ソラ「これが・・・私なの?」
女神「そう、あなたの天使の姿です。」
ソラ「すごい、本当に天使なんだ、私。」
今までは周りの天使のように羽がなかったので自分が天使だという実感がなかった。
女神「以前の姿に戻りたいときは左腕についているその腕輪をはずせば戻ります、逆につけるとそのすがたになるわ。」
ためしに腕輪をはずしてからさっきの鏡を見ると本当に戻っていた。
女神「ちなみに天使になっているときには人間にあなたの姿はみえないわ。」
ソラ「どうしてですか?」
女神「天使の存在を信じていないから。」
女神様は少しさびしそうな表情をうかべた。
女神「さて、仕事についてだけど、あなたは以前のように生活して、その生活の中でダークマインドを見つけたら排除してくれればいいわ。」
ソラ「えっ、探したりしなくていいんですか?」
女神「わざわざ探して排除するのは大人の天使の仕事よ、あなたはまだ学生だからそこまでする必要はないわ。」
なにか納得いかない気がするけど、まだ天使になりたての私が意見するのもどうかと思って口をふさいだ。
女神「じゃあダークマインドを排除する方法だけど、それは実戦のときにパートナーに訊いたほうがわかりやすいと思うわ、{習うより慣れろ}よ。」
パートナー・・・・、あ~、アポロンっていうのが、こういう意味だったんだ。
女神「もうわかっていると思いますが昨日あなたが召喚した精霊と力を合わせて排除を行うのです。」
ソラ「私たぶんあの生き物と合わないと思うんですけど。」
女神「大丈夫、きっとあなた方はいいコンビになれますよ。」
女神様が「大丈夫」、って言ってくれると本当に大丈夫だって自信がついてきた。
ソラ「それで、あの生き物はどこにいるんですか?」
女神「あなたの家に向かったはずよ、帰ったらいると思うわ。」
ソラ「そうですか、じゃあ私はもう行きますね、いろいろありがとうございました、それと、ごちそうさまでした。」
女神「待って!ソラ、最後にひとつだけ。」
ソラ「はい、なんですか?」
女神「本当に、ありがとう、実をいうと私はあなたがこんなことを引き受けてくれるとは思っていませんでした、・・・あなたの正義感、勇気に、感謝します。」
ソラ「・・・・・・・。」
女神「呼び止めたりしてごめんなさい、行っていいですよ。」
ソラ「・・・・・私、本当は天使なんていう、よくわからないものになんてなりたくないと思っていました、・・・でも今思うと、これが私の生きている意味なんだって、そう思うんです」
女神「・・・・・・・。」
私はそれだけ言って女神様の部屋を出た。
なぜ私はあんなふうに思ったんだろう、それは自分でもわからなかった。
お城を出て重要なことに気がついた。
ソラ(どっ・・どうやってかえるの~!?)
キリさんはもうここにはいないみたいだし、当然、飛び降りるには高すぎる。
「こんなところにいたのか。」
どうしようか困っているときに後ろから声がした、・・・そっ、その声は!
ソラ「アポロ~ン!どうしようどうやって帰ったらいいかわかんないよ~!」
アポロン「落ち着かんか!そなた天使になったのではないのか!」
ソラ「あっ、そうか、自分で飛んでいけばいいんだ。」
アポロン「まったく・・・、先が思いやられる、しかしそのようすでは天使の仕事を引き受けたのだな?」
ソラ「うん、よろしくねアポロン。」
アポロン「そなたずいぶんくだけた感じになったな・・。」
自分でも気がつかなかった、前までこんなふうに話せなかったのに、なんだか不思議な感じ・・・。
女神様からもらった腕輪をつけて天使の姿になる、が・・・
ソラ「どうやって、飛ぶの?」
アポロン「とりあえずそこから飛び降りろ。」
ソラ「えぇ!無理!」
アポロン「落ちれば自然に羽を動かすことができるはずだ、さあ!」
「はずだ」って・・・・。
ソラ「しっ、信じていいんだね?」
アポロン「当然だ!早くせんか!」
アポロンに背中を押されて私はまっさかさまに落ちた。
ソラ「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!」
(ちょ、むっ、無理!こんな状況で羽を動かすなんて絶対無理!)
女神「そう、あなたの天使の姿です。」
ソラ「すごい、本当に天使なんだ、私。」
今までは周りの天使のように羽がなかったので自分が天使だという実感がなかった。
女神「以前の姿に戻りたいときは左腕についているその腕輪をはずせば戻ります、逆につけるとそのすがたになるわ。」
ためしに腕輪をはずしてからさっきの鏡を見ると本当に戻っていた。
女神「ちなみに天使になっているときには人間にあなたの姿はみえないわ。」
ソラ「どうしてですか?」
女神「天使の存在を信じていないから。」
女神様は少しさびしそうな表情をうかべた。
女神「さて、仕事についてだけど、あなたは以前のように生活して、その生活の中でダークマインドを見つけたら排除してくれればいいわ。」
ソラ「えっ、探したりしなくていいんですか?」
女神「わざわざ探して排除するのは大人の天使の仕事よ、あなたはまだ学生だからそこまでする必要はないわ。」
なにか納得いかない気がするけど、まだ天使になりたての私が意見するのもどうかと思って口をふさいだ。
女神「じゃあダークマインドを排除する方法だけど、それは実戦のときにパートナーに訊いたほうがわかりやすいと思うわ、{習うより慣れろ}よ。」
パートナー・・・・、あ~、アポロンっていうのが、こういう意味だったんだ。
女神「もうわかっていると思いますが昨日あなたが召喚した精霊と力を合わせて排除を行うのです。」
ソラ「私たぶんあの生き物と合わないと思うんですけど。」
女神「大丈夫、きっとあなた方はいいコンビになれますよ。」
女神様が「大丈夫」、って言ってくれると本当に大丈夫だって自信がついてきた。
ソラ「それで、あの生き物はどこにいるんですか?」
女神「あなたの家に向かったはずよ、帰ったらいると思うわ。」
ソラ「そうですか、じゃあ私はもう行きますね、いろいろありがとうございました、それと、ごちそうさまでした。」
女神「待って!ソラ、最後にひとつだけ。」
ソラ「はい、なんですか?」
女神「本当に、ありがとう、実をいうと私はあなたがこんなことを引き受けてくれるとは思っていませんでした、・・・あなたの正義感、勇気に、感謝します。」
ソラ「・・・・・・・。」
女神「呼び止めたりしてごめんなさい、行っていいですよ。」
ソラ「・・・・・私、本当は天使なんていう、よくわからないものになんてなりたくないと思っていました、・・・でも今思うと、これが私の生きている意味なんだって、そう思うんです」
女神「・・・・・・・。」
私はそれだけ言って女神様の部屋を出た。
なぜ私はあんなふうに思ったんだろう、それは自分でもわからなかった。
お城を出て重要なことに気がついた。
ソラ(どっ・・どうやってかえるの~!?)
キリさんはもうここにはいないみたいだし、当然、飛び降りるには高すぎる。
「こんなところにいたのか。」
どうしようか困っているときに後ろから声がした、・・・そっ、その声は!
ソラ「アポロ~ン!どうしようどうやって帰ったらいいかわかんないよ~!」
アポロン「落ち着かんか!そなた天使になったのではないのか!」
ソラ「あっ、そうか、自分で飛んでいけばいいんだ。」
アポロン「まったく・・・、先が思いやられる、しかしそのようすでは天使の仕事を引き受けたのだな?」
ソラ「うん、よろしくねアポロン。」
アポロン「そなたずいぶんくだけた感じになったな・・。」
自分でも気がつかなかった、前までこんなふうに話せなかったのに、なんだか不思議な感じ・・・。
女神様からもらった腕輪をつけて天使の姿になる、が・・・
ソラ「どうやって、飛ぶの?」
アポロン「とりあえずそこから飛び降りろ。」
ソラ「えぇ!無理!」
アポロン「落ちれば自然に羽を動かすことができるはずだ、さあ!」
「はずだ」って・・・・。
ソラ「しっ、信じていいんだね?」
アポロン「当然だ!早くせんか!」
アポロンに背中を押されて私はまっさかさまに落ちた。
ソラ「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!」
(ちょ、むっ、無理!こんな状況で羽を動かすなんて絶対無理!)