海のように 空のように・・・

自分の趣味や、日常での感じたことを思いのままに留めてゆきたい。
ついでにお気に入りのアーティスト情報なども・・・

天使と悪魔

2008-10-05 12:25:29 | ユウ
第1章「夢?」
いつもと変わらない朝、いつもと変わらない目覚め。
でも、今日は特別な日・・・・そう!
今日はわたしの誕生日!!
私、天道 空 (てんどう そら)は、今日14歳の誕生日を迎えました!
テーブルの上には今朝お母さんが作ってくれたサンドイッチがあった。
お母さんの名前は天道 真理 (てんどう まり) 
お父さんの名前は天道 聖 (てんどう あきら)っていうんだけど私がすっごく小さいころに事故で死んじゃったってお母さんが言ってた。
だから、お母さんは朝から仕事でいないんだ。
さて、早くしないと学校に遅れる。
急いで支度をして家を出た。
学校に着くと、友達のルミと紗江(さえ)が祝ってくれた。
ルミ 「ソラー、お誕生日おめでとー!ハイ、プレゼント!」
紗江 「14歳おめでとう。これお母さんといっしょに作ったんだ。自信作だよ。」
ルミはアクセサリーを、紗江はクッキーをくれた。
 ソラ「ありがとー、すっごくうれしいよ!」
 「へー、今日は空ちゃんの誕生日なんだ、おめでとう!」
後ろから声をかけてくれたのは理科の担当の先生、空斗(くうと)さんだった。
空斗さんはお母さんの弟、つまり私の叔父さんにあたる人で、かっこよくて、やさしい、
憧れの人なんだ!
そのあともたくさんの人から祝ってもらったんだけど・・・・
   「えっ、天道が14になった?12か11のまちがいじゃないの?」
 ソラ「なにそれ!私がそんなに子供っぽくみえる!?」
   「見えるから言ってるんだよ。」
 ソラ「私よりアンタのほうが子供じゃない!」
   「どこが?」
 ソラ「うっ・・・・・!」
   「ほら、何も言えなくなった。やっぱガキだな、身長も小さいし・・・チビ。」
 ソラ「チビって言うなー!気にしてるんだから!」
口げんかの相手は黒陽 翼(こくよう つばさ)っていうすごいイヤミなやつ。
中学校に入ったときに会ったんだけど、最初のことばが、
 1年前のツバサ「・・・・・おまえ小学生並みにチビだな。」
失礼にもほどがあった!
「ツバサ、やめときなよ、せっかく天道さんの誕生日なんだから。」
ケンカをとめてくれたのは神木 新(かみき あらた)くんだった。
黒陽といっつも一緒にいるんだけど性格はとてもやさしいんだ。
 アラタ「天道さん、おめでとう。ツバサは照れているだけだから、許してあげてよ。」
 ソラ「ありがとうアラタくん、でもコイツは許せないと思う。」
 実際許してないし。
 ツバサ「アラター、そろそろ部活行かねーと。」
 アラタ「そうだな、じゃあまたね、天道さん。」
 ソラ「うん、部活がんばってね。」
さて、私は帰らなきゃ。
部活をやっていない私とルミは一緒に帰った。(紗江は茶道部)
もう4時になっていた。私とルミはそろそろ何か部活に入りたいとか、国語の矢部先生が奥さんの作ったハートマーク入りのお弁当を食べていたなどのことを話しながら帰った。
家に着くと鍵は開いていた。
お母さんが帰っているのだと思い、ただいまーと声をかけるが返事はない。
2階からピアノの音がする。
お母さんは子供のころからピアノをしていたらしいが、最近はめったに弾いていなかった。
ピアノの音がする部屋に入る、やっぱりお母さんが弾いていた。
 ソラ「ただいま、めずらしいね、お母さんがピアノ弾くなんて。」
お母さんはピアノを弾くのをとめることなく答えた。 
真理「ソラ、おかえり。疲れているところ悪いけどこれからちょっと出掛けてもらうね。」
 ソラ「えっ?」
そう言った瞬間グランドピアノから階段のようなものが出てきて、窓を開け、雲の上へとつながっていった。
  真理「ソラ、階段を上りなさい。」
  ソラ「お母さん、なにこれ!?どうなっているの!?」
  真理「説明はあとでするから、早くしなさい!」
なんだかよくわからないまま階段を言われるがままに上っていった。
半透明のその階段はピアノの鍵盤のような形をしており、かなり上までつながっていた。
何段か上っていくうちにだんだん正気に戻っていった。
そうだ、これは夢だ。夢にちがいない。
きっと自分が誕生日を楽しみにしすぎてこんな夢を見ているんだ。
そう思いながら歩いていくうちにとうとう雲の上へとたどり着いた。
大きなお城のようなものがあり、白い羽を生やした人がたくさんいる。
そのうちの1人が私に声をかけてきた。
 白い羽の女性「待っていましたよ空さん、私についてきてください。」

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