ベランダのバラたちはひたすら耐えていました。
自分のトゲで自分の葉や花弁を傷つけながら、
乱暴な風になす術もなく、されるがままに。
嵐の一夜が過ぎ去ると、風はおさまり、
しとしと冷たい雨が降っていました。
嵐の夜に花開いたモリニュー。
ベランダの柵の下の隙間から、外を眺めていました。
外の世界はどんな風に見えているのかな？
ねぇ、こっちをむいて。
なあに？
雨に濡れ、雫が光るモリニューの葉っぱ。
アイスバーグにも雫が…。
こちらは庇の下で濡れなかったアイスバーグ。
新しく上がってきたマチルダのピンクの蕾。
明日はお日様、出てくれるといいね
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