IC-720A(1981年製)を入手しました。
バンド切り替えのロータリーリレーのガチャガチャ音を聞いてみたかったのです。
(病気かい!)
IC-710/720/720Aはローカルでも持ってる人がいなくて、
ロータリーリレーは未体験ゾーンです。
サビが多く、外見の状態が悪い物だったので、落とせた様です。
例により、リサイクルショップです。
ただ、FL-32というCWフィルターが入っていて、超ラッキーでした。
(CWフィルター代より安いです)
裏蓋を開けても、シールド板で、CWフィルタは、見えません。
で、ばっちいので、そこそこ掃除した後、電源ONしてみました。
リレーの接触不良はあるものの、SSGの信号を受信出来て
とりあえず、PLL/VCO辺りは大丈夫そうでした。
ボリュームは当然ガリっていますが、
滑らせていると、マシになりました。
ファイナルが壊れてないか見るために、AMで送信してみました。
おおお、25W位出てくるじゃん。RTTYに変更してみると、50Wで、
移動用に50W化されてるみたい。
CWフィルターも入っていたので、
OMさんがCW移動運用サービスされていたのでは無いかと想像。
TS-700Sより筐体は小さく、
当時のRigとしては、
非常にコンパクトです。
まぁ、傷が多いのも仕方がないです。
で、バンドを切り替えてみました。ロータリーリレーは、
送信LPFを切り替えてる訳ですが(受信でも利用)、
確かに、甲高いパタパタという音がします。
軽量鉄骨のアパートで、夜半だと無理そう位。
が、ちゃんとバンド切り替えも出来て、OKでした。
初めて聞いてちょっと感動、外からリモコンする為の文明開化の音だなぁ。
下の写真、綺麗に写りすぎです。上の輪っかは、スピーカー保持金具。
(上蓋、下蓋は丸洗い中)
ロータリ・リレーが実際に動くところを見れたときは感動でしたね。
我が家の個体は複数箇所に不具合があったのと、それを修理するには余りにもの構造だったのとで、結局は某ークションに流してしまいました。
気になりますよね、ロータリーリレー、同志がいた!(笑)
当時も小型のリレーは有ったハズで、何でロータリーを選択したか、気になって居たのですが、
場所を比較的取らないのと、コストダウンの為
だと受け取りました。
FL-32が付いていたので、この子は何とかCWで
移動サービス出来る位には、復活させてやろうと思います。QST reviewのLABテストはAug. '82だったかな、ノイズフロアが-132dBm位で、そんなに良い方では無いですが、それでも今、そこから10dB以上悪いので、リレーの接点磨きからです、Hi。