今年ももう年末になってしまいました。今年の後半は超!超!超!多忙で、ブログを見るのも更新するのもままならない状況で、音楽を聴くのも睡眠時間を削って24時すぎの深夜しか聞けない状況でした。今日、久しぶりに自分のブログを見ました。コメント、トラックバックを頂いていたのにお返事が出来ていなくて失礼しました。来年は少しは時間が取れるかなぁといった感じですが、年末年始も仕事をしなければいけない状況です。
今年の10月からはヘンデルに凝り始めてきました。今日友人から指摘されて始めて気が付いたのですが、来年はヘンデル没後250年です。手に入るヘンデルのCDを色々と聞きましたが、バッハに劣らない才能と、亡くなる寸前まで精力的にオペラ興行、演奏活動を続けてきた彼の人生を知るにつれて、ヘンデルの魅力に嵌っていきました。一見、単純で、同じようなパターンの音楽に聞こえますが、繰り返して聞いていると、これがなかなか良いのです。特にくたくたに疲れているときは、バッハよりヘンデルの方が元気がでます。ヘンデルの「メサイア」がバッハの「ロ短調ミサ曲」に、ヘンデルの「サウル」がバッハの「クリスマスオラトリオ」に相当するのではないかと、自分で勝手に無理やり当てはめてみたりしています。特に「サウル」は最近のお気に入りで、何回もBGMで聞いています。とにかく、色んな要素が入っていて、どの曲を聴いても聞き応えがあります。
今回、紹介するのが、左のDVDの歌劇「オルランド」(2007年ライブ)です(ARTHAUS 101309)(2007年、チューリッヒ・オペラハウス)。ヘンデルの歌劇をDVDで見たのは初めてで、かなり衝撃を受けました。これを見て、ヘンデルの時代のバロックオペラの形式が、何となく分かってきたような気がします。CDを聞くときにも参考になります。ウィリアム・クリスティ指揮の演奏も、いかにもヘンデルに心酔しているような指揮ぶりで、丁寧で素晴らしい演奏です。
ヘンデルのCDはなかなか手に入らないので、来年は、没後250年記念で沢山のCD、DVDが発売されるのではないかと期待しています。