日々楽園

毎日の暮らしは、苦楽の繰り返しである。

二極化の現状

2013年12月22日 | Weblog
国民の大多数が今の暮らしを中流であるとアンケートに答えた時代があった。
それは確かバブルの平成一ケタの頃であっただろうか。
好景気が国全体を支えている時、多くの国民は今の暮らしが
成り立っているだけで人並みだと安心していただけだったのである。

あれから20年くらい過ぎたであろうか。
好景気の兆しが見え始めてきているが平成の始めの頃とは話が違う。
若い世代の集まる大都市圏域と高齢化社会に変化した農林漁業地域の区別がはっきりとしてきている。
大都市圏域は安部のミックス効果は新年から上昇ムードに乗って好景気になるであろう。

一方の農林漁業地域には好景気になっても所得は絶対に増えない年金受給者が大半を占めている。
日本の国全体が中流意識であった頃は、年代的にも、就労企業の配置バランスも平均していた。
これからの日本社会は人のいる所、いないところがはっきり区別が付き、
人の多いところは保育所に入れない、災害時に逃げ場がないなどの問題が指摘されている。

一方過疎地域と言われる農林漁業地域は買物をする小売店が無くなった。
バスなどの交通手段が無くなったなどでわずかな用事で一日が暮れるのが過疎地域の現状である。
こんな問題は、政治家が国土全体をバランスよく使えるよう人口の配置、企業の分配を考えていなかったことに尽きる。

二極化の時代

2013年12月20日 | Weblog
今年もあと数日を残して終わろうとしている。歳を重ねるごとに一年が早くなる・・・・米寿を迎えた人達の共通した感想である。一年が過ぎるのも早いが、世の中の変化スピードが速いのも驚くばかりである。今日取り上げたい話題は「二極化」である。この「二極化」ということを社会変化に最初に言い出した人は誰であろうか、また使ったのは何時頃のことだろうか。
平和な現代社会の実情を的確に表現する言葉として感心しきりのこの頃である。
日本が高度成長を始めて国民が自由と繁栄を感じ始めたころから日本社会が好きなことを好きな方向へと進むうち、社会に対応能力のあるものと対応できないものと分離する時代となった。このつづきは後日にしよう。


またまた雲海

2013年11月05日 | Weblog
4日の振り替え休みの日。
朝、新聞を取りに玄関を開けると視界150mくらいか。瞬時に雲海がひらめく。
ばあさんは寝ている。起きるまでには1時間余りも退屈な時間を過ごさねばならぬ。
即、実行である。
最も近いところは、10分もかからず山頂に登れるのだが、折角のチャンスだ
20分走って雲海の名所とも言える光明寺は上がることにした。

ここは、出雲市との境界にあり禅宗の札所寺である。
ひと月前には、ばあさんと下見に来ていたのでスイスイと足が進む。
平地では、視野が狭くライトをつけてゆっくりであったが、
到着してみると現地は霧も晴れ、快適な状態である。

雲海も時間と共に状態が変わるので、霧が落ち着き下にさがってゆく、
そうすれば、下方の小高い小山の頭が見え始め、絶好のシャッターチャンスのはずであった。
待つこと20分。
雲は流れる、太陽は顔を出す。
しかし、一向に小山の天辺が見えてこない。
そのうち、風が変わって、下方の霧がわが方の山に向かい始めたのだ。
畜生!
今日はだめだ。帰ろう。
知らず者のやること失敗は多い。

完熟イチジク

2013年10月12日 | Weblog
我が家でもイチジクが熟してきた。普通の品種は夏ごろから食べられるが、
この季節に熟すのは一番遅い方かもしれない。
このイチジクは4~5年前、友人の農業博士とでも言える人に挿し穂を貰って
挿しておいたものが実をつけるようになった。
初収穫なので沢山は取れない。
一昨年は、芯くい虫が入り駄目かなと思ったが、園芸店で1500円もする
薬を買って退治した。
イチジクは病気はないようなので虫の退治だけしているだけで収穫できるのがいい。
一月ごろに剪定をする。これも忘れるとドンドン木が大きくなって大変だ。
このイチジクは皮が薄く、ほとんど口を開かない品種だ。
口を開くと蜂や鳥が来て食べられなくなってしまうからこの品種がお気に入り。



近場の雲海

2013年10月07日 | Weblog
6日の日曜日は、前日の雨も上がり体育大会には、絶好の快晴の日であった。
早朝、平地では外に飛び出すなり、視界は100mほどの強い霧に包まれ、
今日は好天の一日になりそうと期待の大きい朝であった。

フットひらめいたのは、こんな日高い山に登れば雲海が見えるぞ!
早速家に戻り、「ばあさん、散歩コースへ雲海を見に行こう」と誘うと
即、OKが出た。

朝早いので「歩かないよ」ドライブだけにしてよとの注文だ。
我が家から15分も走れば山の頂上に着く。
前日の雨で登りの山道は、濡れた舗道に落ち葉が散乱していて、車にして
よかった。

いつもは麓からウォーキングで展望広場へ登るのが普通だが、車で上がれば
全然楽である。
頂上の近くになると薄くかかっていたモヤも晴れて、空は明るい晴天が待っていた。
雲海が見たいと以前から思い続けていたから、青い空に黒々とした山々の中腹に
真っ白の綿雪のように雲が張りついて見える。

有名な雲海と比べれば迫力は落ちるが実物の雲海に出会えたことで
満足であった。
もともと雲海を見ようと思っても見られない場合も多い。
今日の場合も写真を撮った5分後にはドンドン消えていったのである。

雲海を見る一番良い時間帯も知らずに山に登ったので、これくらいでも
満足、満足である。