花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ドローン研究の集大成?

2020年05月14日 | 園芸科学科
名久井農業高校の研究が近年、全国の話題となっています。
それがドローンによる人工授粉研究。
今までドローンといえば農薬散布とかリモートセンシングでの活用が主でしたが、
園芸科学科が秋田の企業と連携して取り組んできたのはリンゴなどの人工授粉。
今年で4年目を迎え、どうやら実用化の目処がついてきたようです。
先日、名久井農業高校の第1農場で散布試験を行うと同時に
地元農家の果樹園でも実用化試験が行われました。
さらに青森県のリンゴ産地である津軽地方でも実施。
新聞やニュースによると4人がかりで1日かかっていた受粉作業が
なんとたった10分で完了。名農果樹研究班が今までいろいろ学会や
専門誌で報告していましたが、その実力を目の当たりにして本当に驚かれたようです。
最初は思ったような結実率にならず溶液を試行錯誤していましたが
努力がみのり、今は逆に高すぎるぐらい。
そこで集大成の今年は、結実率をコントロールして行ったようです。
実はこの研究、フローラが思いついたアイデアですが
当時は別の研究に取り組んでいたので断念。
でももったいないので果樹研究班に提案したというわけです。
しっかりじっくり取り組み実用化までもっていくとは、さすが果樹研究班。
一発屋のフローラではとても無理でした。
園芸科学科は2年後である2022年3月をもって長い歴史を閉じます。
ドローン研究の集大成は園芸科学科の集大成でもあるのです。
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サクラ色とバラ色!

2020年05月14日 | 学校
花が散り、葉ザクラになってきた名農のサクラ。
せっかくの鑑賞時期が休校と重なったので今年は残念なことをしました。
しかし連休明けは足元を見ると散った花で一面サクラ色。
さすがはサクラ。散ってもなお存在感があります。
さて「サクラ色」といえば幸せな状態を表す言葉として使われます。
また同じような使われ方で「バラ色」という言葉もあります。
皆さんはこれらの言葉を聞いてどんな色が頭に浮かびますか?
IS規格で定められいるRGBの数値はほぼ同じ。
薔薇色 R254、G238、B237
桜色  R251、G218、B222
似た色であるのは間違いないようです。
サクラ色の解説によれば、赤みを含んだ薄い紅色。
少し赤みを帯びた人の肌といえばわかりやすいかもしれません。
ではバラ色はどうでしょう。こちらはうす紅色。
似ていますが、バラ色の方が少し赤く濃い色です。
でも皆さんがイメージする真紅のバラの色ではありません。
すぐ調べられるので、ご自分の目でぜひ比べてみてください。
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