花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

イチゴの紅葉

2020年12月10日 | 学校
気温が下がり、というか雪が降ってしまった青森県。
本格的な冬に突入しました。
きれいだったモミジのほとんどは落葉してしまいましたが
ご覧のようにまだ葉をつけている植物があります。
これはイチゴ。品種は不明ですが、
果実を食べる普通のイチゴが足元で紅葉しています。
さてこの晩秋から初冬寒さ、イチゴにとって
実をつけるのに欠かせない条件なのです。
というのは、イチゴは気温15〜25℃の環境下では
日が短くなると花芽をつける短日植物ですが
気温が低ければ低いほど早くできます。
逆に25℃以上あると、いくら短日条件になっても花芽をつけません。
つまり寒さに当たらないと美味しいイチゴが食べられないのです。
では気温15〜25℃の短日条件が揃う季節はいつでしょう。
イチゴの露地での収穫は初夏なので、その前の春が疑われますが
残念ながら春は長日条件。日に日に日長が長くなるので当てはまりません。
答えは秋。日が短くなり気温も下がってくるからです。
驚くことにイチゴは来年の花芽を今すでに持っているのです。
しかしイチゴにはもっとすごい育苗方法があります。
それが夜冷育苗。気温10℃ぐらいの冷蔵倉庫に入れておくと
日長関係なしに花芽が出来ちゃうんです。
どうやらイチゴは日長さより低温の方が重要なようです。
この性質を使うといつでも結実させられます。
超早出しという9月出荷のイチゴはこの技術を応用しています。
冬に突入した青森県のイチゴ。みんな大事な花芽を抱えて越冬します。
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オンライン疲れ

2020年12月10日 | 研究
春から慣れないオンラインでの会議や大会に出場してきた
ハンターズとハンターズJr.たち。
初めは物珍しさもあって、ワクワク楽しんでいましたが
なんども繰り返していると、最近はオンラインという言葉を聞くだけで
メンバーみんなおっくうになってきました。
相手はいつも違うのですが、機械相手に話すスタイルはいつも同じ。
退屈さや面倒臭さを感じてきているのかもしれません。
あたり前のことですが、人は実際にお会いして表情を感じながら
コミュニケーションをとるようにできているようです。
社会人も学生も今年はみんなオンラインでホームワーク。
きっとハンターズと同じように
オンライン疲れを感じている人は少なくないはずです。
さて今年10月、公園を使った新しいビジネスを考える取り組みをしました。
すると面白いことに、公園にたくさんのテーブルを並べ、
その場所を貸しだすというビジネスを考えた人がいました。
もちろんコロナ禍なので、机の前後左右には透明のつい立てがありますが
ただ机とイスがあるだけ。それもオープンエアで個室ではありません。
コンセプトは「人の気配を感じる空間の提供」。
机で仕事や勉強をしてもいいし、何か飲みながら本を読んだり
何もしないでボーッと座っていても、居眠りしてもOK。
ディスプレイ越しではなく、生身の人間がそばにいるだけで
落ち着くんだというユニークな発想。とてもよくわかります。
もういくつ寝ると冬休み。終業式が近づいています。
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