スライディングから次の動作

2018年12月08日 06時51分00秒 | 少年野球

以前にも書かせて頂きましたが、スライディングを行う理由は「目標地点に対して、スピードを落とさず目標地点に留まる事」です。

まずはこれが1番大事です。ここまで出来たら次のステップです。

次は次の塁を直ぐに狙う動作についてです。

 

スライディングとは、ベースに向かって滑るだけではありません。

一流選手(イチロー選手など)は次の動作の「蹴り込んで、立ち上がる」まで見込んでスライディングしてます。

では、この「スライディング」についての解説をさせて頂きます。

スライディングのシーンはよくテレビ中継でも目にします。

プロ野球では、あまりエラーが無い(キャッチャーからの送球エラー等)ので、あまり重要視してませんが、高校野球以下は送球ミスや捕球ミスは多々あります。

そのミスを終わりにするか、次の塁を狙うかで戦況は大きく異なります。

今回は、その次を狙うプレーに注視してみます。

 

まず、スライディングですが、先に述べた様に滑って終わりは二流のプレーです。

一流は滑る→直ぐに立って次の塁を狙う→帰塁です。

では、次にこの『直ぐに立って次の塁を狙う』についての補足です。

 

立ち上がるという動作についてです。

素早く次の塁を狙える体勢を整えるためにはすぐに立ち上がることが重要です。

しかしここで、「立ち上がろう」と考えることはあまりいい意識ではありません。

蹴り込むようなスライディングをすると、けがを防ぐ観点から必然的に膝を柔らかく使う必要が出てきます。

滑ったときに伸ばしている脚の膝を上手くクッションにすると、自然とベースを使って立ち上がるような恰好になるはずです。

けがに気を付けつつ、ベースに近いところから、伸ばす脚の膝を柔らかく使って、蹴り込んで自然と立ち上がる。

このイメージを持って練習に取り組んでみてください。